横浜市にある三ッ池公園とコリア庭園

横浜市鶴見区の「県立三ッ池公園」にコリア庭園があるということを知り行ってきました。

管理人は、23~24歳頃に鶴見区の響橋近くに住んでいたので、その頃に三ッ池公園を訪れたことはあります。

しかし、コリア庭園を訪れるのは今回が初めてです。

 

三ッ池公園は、29.7ヘクタールの広さを誇る公園で、「さくら名所100選」「かながわの公園50選」「かながわの探鳥地50選」「花の名所100選」「かながわの未来遺産100」にも選ばれています。

公園は桜の名所として知られているので、特におすすめなのは3月下旬から4月上旬頃です。

三ッ池公園の三つの池

県立三ッ池公園は、名前の通り公園内に「上の池」「中の池」「下の池」と三つの池があります。

公園内には、野球場、テニスコート、プールのほかコリア庭園といった施設があります。

また、「さくら名所100選」にも選ばれているほどのさくらの名所です。

 

池は、江戸時代に農業用水の溜め池として整備されたもので、1954年に県立公園として指定されました。

池には、いろいろな生物が生息していますが、現在は外来生物も多く生息するようになり、防除活動を行っています。

 

駐車場

無料期間と有料期間がある

無料期間(11/16~3/15の平日と12/28~1/4)

無料期間を除いて有料(普通車1回520円、3/16~4/15及び4/29~5/5は1回830円)

営業時間 3/16~10/31は8:30~19:30、11/1~3/15は8:30~17:30

 

駐輪場 無料

 

駐車場は、北門と正門にあります。

北門は普通車91台、正門は55台なので、北門の方が大きいみたいです。

 

公園内には売店もあります。

横浜から三ッ池公園へ

横浜から三ッ池公園へは、国道1号線を東京方面へ北上していき、北寺尾で左折しました。

国道1号線のガリバーを越えたあたりに「←県立三ッ池公園」の案内表示があります。

 

管理人は、正門の駐車場で車を停めました。

コリア庭園は、正門からのほうが近いです。

 

三ッ池公園の案内図です。

 

正門から入ると下の池が最初に見えます。その近くにあったのが馬の像です。

馬の像は、「馬超龍雀」と呼ばれる古代中国の芸術作品の複製品です。

中国遼寧省と神奈川県との友好を記念して贈られたそうです。馬超と書いてあったので三国志の話かと思いました。

コリア庭園

公園を正門から反時計回りに回るので、最初にコリア庭園へ行きました。

 

コリア庭園の入口門です。

入園は無料で、午前9時~午後5時(入園は午後4時50分まで)まで開園しています。

 

コリア庭園は、韓国の地方貴族の庭園をイメージしているそうです。

 

「コリア庭園の案内板」

案内板によれば、コリア庭園は、韓国の京畿道との友好を記念して1990年に整備されたそうです。

両班(ヤンパン)の代表的な建築と庭園様式を取り入れて造られており、前苑・前庭・主庭・後庭・後苑の五つ空間により構成されています。

両班は、朝鮮の貴族階級のことです。

イザベラ・バードは、朝鮮旅行記で両班を究極の無能と書いています。

 

両班の家は、北が高く南が低い地形を選んで、家を南向きに建て、後方の傾斜地に花階を作るそうです。

日本の道場みたいな建物でした。

案内には「住宅の裏側の傾斜地を階段状にして、灌木の花木や草花類を植えるほか、石池・石槽・石獣・煙家・景石等を配置する」とありました。

 

「景石」韓国でも景石を使うようです。

 

チャントッテは、醤油・味噌・漬物置き場のことです。家勢を表す重要な施設でもあるそうです。

 

「観白亭」ここで自然を鑑賞したり、自分を顧みながら心を安らかにするそうです。

 

コリア庭園を一通り見た後、三ツ池を回りました。

下の池

正門から入ると、一番最初に見えるのが「下の池」です。

池といってもけっこう大きいです。

水がある公園は何でか落ち着きますね。

池にはたくさんの鳥が泳いでました。

三ッ池公園では、外来生物をこれ以上増やさないよう呼びかけたり、駆除したりしているそうです。

通路の両隣の木は、さくらの木です。今度はさくらの時期に来ようと思います。

公園内には広場が多くあり、ベンチもあちこちあるので座って休めます。

中の池

三つの池の中で一番大きな池が「中の池」です。

 

いこいの広場と里の広場の間には石碑の広場があります。

「この池の愛蔵の水温みけり」と刻まれた石碑や、旭三光乃池の碑、水神祠といったものがあります。

普段忙しく働いている人に薦めたい落ち着いた公園だと思います。

 

少し高い場所から園内を見渡すと、木が豊富に茂っているのが分かります。

あそびの森には遊具があります。大きな公園によくある長いすべり台もあります。

 

三ッ池公園には、78品種1600本のさくらの木があるそうです。

2月上旬になると寒桜が見れるようになり、4月中旬まで楽しめます。

 

三ッ池公園では、コガモ、カルガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、ゴイサギが見れます。

 

公園内を散歩してみましたが、平日は結構空いてました。今まで来た中で混んでたのは桜の時季だけです。

上の池

一番小さい池が「上の池」です。

上の池は、三つの池のうち一番小さい池とはいえ、そこそこの広さがあります。

三ッ池公園は蓮も有名です。

公園内は歩きやすく、平たんな道なのでウォーキングやジョギングに利用しやすいと思います。

県立三ッ池公園へのアクセス

・住所 神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園1-1

・電車 JR「鶴見駅」から「梶山」行きまたは「新横浜」行きのバスに乗車、「三ッ池公園北門」で下車。

・車 首都高速神奈川7号横浜北線「岸谷生麦」インターチェンジから3.8キロ