「ビブリア古書堂の事件手帖」のドラマと小説の感想

2017年の年末にまとめて購入した「ビリア古書堂のブ事件手帖」全7巻をやっと読み終えました。

 

この小説を知ったのは、剛力彩芽さん主演のドラマがきっかけでした。

 

管理人はドラマで作品を知ったので、「ビブリア古書堂の事件手帖」といったら剛力彩芽さんをイメージしてしまいます。

しかし、ドラマ放映前から小説を読んでいた人からは、ドラマの評判はイマイチのようです。

読書家で有名な声優の池澤春菜さんがTwitterで批判してるのをみて逆に興味が湧きました。

ドラマも観始めたら面白かったです。

 

実際にドラマを観始めたら、鎌倉が舞台(ビブリア古書堂があるのは北鎌倉)なので、近くに住んでた管理人には、地名が馴染みのものばかりで毎回楽しみでした。

鎌倉だけでなく、藤沢、横浜市港南区、辻堂など、管理人にとっておなじみのエリアが出てきます。

港南区は通勤で通りますし、藤沢と辻堂では働いてた時期があります。

ビブリア古書堂の事件手帖のあらすじ

古書に関して並外れた知識をもつ鎌倉の古書店・ビブリア古書堂の店主・篠川栞子と、過去の体験が原因で本を読むことができなくなった青年・五浦大輔が、古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていくさまが描かれています。

ビブリア古書堂の事件手帖の舞台は、北鎌倉駅にある老舗の古書店です。

夏目漱石のサインが入った本が本物かどうかを聞きくために、五浦大輔が「ビブリア古書堂」を訪ねてみると、店主の篠川栞子は大輔の祖母の秘密まで解いてしまいます。大輔青年は、この出会いがきっかけでビブリア古書堂で働くことになったのですが……。

本全般について並外れた知識を有した栞子が、本からすべての謎を解くミステリー。

 

ドラマの視聴率も初回はなかなか良かったようです。

ファンの中には、炎上を受け、推しの写真をハサミで切り刻んだり燃やしたりする映像をSNSにアップした人もいたようです。

この作品は、ファンが多かったので、批判も多かったんだと思います。

 

小説の栞子は、黒髪のロングヘア―で眼鏡をかけてます。ドラマの栞子は、ショートヘアーで眼鏡をかけてません。

髪型と眼鏡が違えば、随分と印象も変わります。

 

ドラマを最初に観たので、個人的にはドラマの方がしっくりきます。

次に小説版、一番ピンとこなかったのが映画です。

小説やマンガでヒットしたからといって、無理に実写にすると失敗するいい例かもしれません。

ただのライトノベルとは違う

ビブリア古書堂の事件手帖は、管理人が初めて読んだライトノベルです。

 

ライトノベルという言葉を初めて聞くので調べてみると、ライトノベルの定義はどうもあいまいで定まっていないようです。

中には、「マンガ・萌え絵といったイラストを多用し、登場人物のイメージや世界観を作り上げている青少年向けの小説。」といった紹介もありました。

アニメを起用するのはいいけど、萌え絵は嫌だなーという人も多いと思いますが、この作品の絵はそこまで気にするほどではありませんでした。

ライトノベルの説明が、大きい子供向け、オタク向けの小説みたいな表現だったので、最初から避ける人は多いですが、それで読まないのはもったいない気がします。

他のライトノベルも何作品か読んでみましたが、確かに表紙がちょっと……というものは多いです。

異世界に行ったり、動物がしゃべったり、生まれ変わったり、SF要素が強い内容のものが多く、高校生の恋愛みたいなシーンも見かけます。

 

ライトノベルの出版社から出したら、内容がそうでなくても表紙が萌え絵になるので、作品がライトノベルみたいな扱いになるとか、その作品をどこの出版社から出すかも関係しているみたいです。

ビブリア古書堂の舞台となった北鎌倉

ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」では、たびたび馴染みの地名が出てくるので作品に親近感を覚えてました。

大学時代には、歴史のレポートのために源頼朝のお墓を訪ねたこともあるほど鎌倉は馴染みの場所ですし、何より実家も近いです。

 

県道21号線、金沢街道、大船、本郷台、港南台、逗子、小袋谷、深沢といった名称は、どれも管理人にとって馴染みの地名です。

 

ドラマを観ていたらテンションが上がってしまい、ビブリア古書堂の舞台となった北鎌倉を自転車で回ってしまいました。

古書店があるのは北鎌倉駅前ですが、北鎌倉駅周辺は円覚寺があるだけで、あとはただの住宅地です。

建長寺辺りまで行きましたが、古書店はありません。

 

鶴岡八幡宮近くの小町通りまで行けば、骨とう品屋さんと並んで古書店があります。

鎌倉駅には古書店がいくつかありますが、北鎌倉駅には、ビブリア古書堂はもちろん古書店すらありませんでした。

 

北鎌倉は、マンガ「鎌倉ものがたり」にもお馴染みの場所です。

今度は鎌倉ものがたりの足跡版でもめぐろうと思います。