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最長小説として知られる山岡荘八の「徳川家康」を1年かけて読みました

投稿日:2018年4月24日 更新日:

歴史小説好きなら一度は読むべきといわれる人気小説、山岡荘八の「徳川家康」を読みました。

人気の歴史小説家はいろいろいますが、山岡荘八はトップクラスの知名度を誇ります。

個人的にも「司馬遼太郎」「吉川英治」と並んで好きな歴史小説家です。

山岡荘八全集には、織田信長から坂本龍馬といった歴史上活躍した人物を題材にした小説が主に掲載されてますが、子供向けの作品も何作品かあります。

 

管理人は、古本屋で全巻セットで2,500円で購入しました。その後、持ち運びに大きすぎるので、読み終わるたびに文庫本を一冊ずつ購入していきました。

 

講談社版のハードカバーだと18巻までですが、文庫本だと26巻まであります。

ウルフきんげ
世界最長の小説としてギネスブックに載ってるらしい

 

小説は徳川家康が人質に出されるところから始まる

徳川家康は、数え年75歳まで生きましたが、小説では、父「松平広忠」と家康の母「於大」との縁談から始まり、「大坂夏の陣」で豊臣家が滅びた翌年に家康が死亡するまでが描かれてます。

全体を通して同時代の武将も出てくるので、戦国時代中期から江戸幕府の始まりまでの流れがこの作品を読めば分かります。

 

小説「徳川家康」は、家康の父の松平広忠が家督を継いだところから始まります。

徳川家は、元々「徳川」という苗字ではなく、「松平」という苗字でした。

当時の松平家は、東の大国である今川家と西の新興勢力の織田家に挟まれてました。

10歳という若さで広忠が松平家当主となり、この危機的な状況を回避するために採ったのが今川家への従属でした。

この時から徳川家康の長い人質生活が始まるわけです。

 

小説では、あまり知られていない家康の祖父「松平清康」についても触れられてます。

清康は、13歳で家督を継ぐと、10年余りで瞬く間に三河一帯に影響力を持つまでになりましたが、25歳という若さでお家騒動(守山崩れ)で死んでしまいました。

松平家の苦難は、清康の死から始まったようなものです。

 

山岡荘八「徳川家康」はアジアでも大人気

山岡荘八「徳川家康」では、人質時代から苦労して戦国時代を統一するまでが描かれていますが、天下統一までの道のりは当然、順風満帆ではありません。

壁にぶつかったときに歴史上の人物がどうやって切り抜けたかは、会社の経営にも参考になるので、小説「徳川家康」は経営者にも人気です。

 

日本だと織田信長、豊臣秀吉と比べてイマイチ人気がない徳川家康ですが、日本以外のアジアでは、日本の戦国武将で一番の人気だそうです。

特に韓国、中国では、山岡荘八の徳川家康がベストセラーになっていて、特に中国では資治通鑑や三国志に並ぶ人気らしいです。

 

あの「朴槿恵(パククネ)元大統領」も拘置所で山岡荘八の徳川家康を読んでいたそうです。

 

 

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ウルフきんげ
前田利益は、戦国一の傾奇者・前田慶次郎のことです

 

苦労が大成のもととなるという設定は、受け入れられやすい

家康の祖父清康は、お家騒動によって25歳で亡くなりましたが、その後に松平家を継いだ家康の父広忠も、お家騒動で24歳で亡くなってしまいます。

広忠が亡くなると、松平家の居城である岡崎城には今川家の家臣が入り、徳川家臣団はその後も苦労が続き、家康自身も今川義元が死ぬまで人質生活を強いられます。

今川家から独立した後も、「戦国最強といわれた武田家との対峙」「姉川の戦い」「嫡男信康の切腹」と苦労は続きます。

天下の覇者が織田家から豊臣家になったときも忍耐を重ね、関ケ原の戦いを経てようやく天下の覇者となります。

若い頃の苦労と忍耐が将来になって実を結ぶというのは、現代の人からも受け入れやすいのではないでしょうか。

 

徳川家康といえば、「狸親父」のイメージが強いですが、名もない女性を気にかけたり、豊臣家を公家として残そうとしたり、この小説で描かれている家康は、他の家康とは違います。

生まれた時から人質生活を運命づけられ、成人しても苦労に耐え、日本の覇者となるのは「平和な時代を作り上げるためだ」という理想を実現するためです。

山岡荘八作品は全部読みましたが、作者自身、相当家康が好きみたいです。

 

山岡荘八「徳川家康」読みごたえがあって面白い

結局、山岡荘八著「徳川家康」を読み終わるまでに1年かかりました。

文庫本だと月平均で3冊読んでる計算です。

 

管理人は、出かけるときは小説を持ち歩くのですが、ハードカバーの本は持ち運びに向いてません。

この1年は、布団に入りながら読書をして、気づいたら朝になってたという毎日でした。

 

確かに「徳川家康」は長い小説ですが、不思議と飽きることはありません。それくらい面白く、文章も読みやすいのでどんどん読み進みます。

この作品を読めば、中央の戦国時代の流れが分かるようになります。

山岡荘八作品には、織田信長と豊臣秀吉を主人公にした作品があります。作品は違っても似たようなエピソードが出てきます。

 

山岡荘八全集の中で、一番面白かったのがこの徳川家康です。

 

個人的には、「小説太平洋戦争」と並ぶ山岡荘八作品だと思っています。

 

歴史小説好きなら必読です。

 

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