画像がすべて消えてしまったので、港の見える丘公園に撮り直しに行きました。
前回は元町を散策しましたが、今回は日を変えてアメリカ山公園からスタートしました。
アメリカ山公園へ行った後は、港の見える丘公園が近いので、そのまま徒歩で港の見える丘公園に行きました。
港の見える丘公園は、山下公園と並ぶ横浜を代表する公園のひとつです。
この公園はデートスポットとしても人気があり、特に女性から人気があるようです。
アメリカ山公園
アメリカ山公園は、ぱっと見はどこにでもある公園ですが、実はこの公園はみなとみらい線の元町・中華街駅とエレベーターで直結しています。
アメリカ山公園のような公園を立体都市公園と呼ぶそうですが、立体都市公園は日本でも数少ないそうです。
公園付近には、外国人が多く住んでいるので、英語で会話する子供も多く見かけます。
アメリカ公園からは、みなとみらいの建造物が見え、夜景もきれいです。
冬になると公園内がライトアップされるのでデートにも利用されてます。
この一帯は終戦後にアメリカ軍に接収されましたが、1971年に返還されて国有地となり、2004年に横浜市が国から取得してアメリカ山公園として整備してオープンされました。
この先を進んで行くと駅に直結しています。
港の見える丘公園へ、所在地とアクセス
アメリカ山公園から港の見える丘公園へは、緩やかな坂を5、6分くらい歩くと着きます。
所在地 | 〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町114 |
アクセス | JR「石川町駅」から徒歩20分、または、みなとみらい線「横浜・中華街駅」から徒歩5分 |
駐車場 | なし |
アメリカ山公園から港の見える丘公園に向かう途中の道には、横浜地方気象台の施設があります。
一般公開時間内であれば、施設の中に入ることも可能です。
横浜地方気象台入口の近くには、外国人墓地の資料館があります。
外国人墓地の資料館の前を通って左に曲がって少し歩けば、港の見える丘公園が見えてきます。
山手は外国人が多く住む街としても知られており、日本人よりも外国人に向けた不動産投資をしている人もいます。
米軍関係の人であれば、外国人にとって家賃は無料なので空室率も悪くないようです。
「港の見える丘公園」はカップルにも人気の公園
平日だったので公園内は人が少なかったです。
管理人が公園内に入ってみると、結婚式中のタキシードを着た花婿とウェディングドレスを着た花嫁がいて、仲間と一緒にワイワイガヤガヤやってました。
港の見える丘公園には、駐輪場らしきものは見当たりませんが、公園内の入り口付近に置いている人が多いです。
公園内に駐輪している人も何人かいて、レンタル自転車で訪れている人も見かけました。
映画「コクリコ坂から」の舞台は、この港の見える丘公園といわれています。
横浜が舞台だったので作品を観に行きましたが、港の見える丘公園とは知りませんでした。
公園からの眺めは決していいとはいえませんが、ベイブリッジが見えます。
この公園は夜景が有名なので、カップルのデートに使われたりします。
公園で特におすすめなのは5月に見頃となるバラ園です。
この時はまだ3月だったので何も咲いてませんが、5月になると見事なバラが見れます。
港の見える丘公園の現在展望台になっている高台の周りには、幕末から明治の初めにかけてイギリス軍兵舎がおかれ、山のすぐにはフランス軍が駐屯していた記録があります。
その後高台にはイギリス総領事公邸が、側にはフランス領事館が建てられ、現在イギリス総領事公邸がそのまま横浜市イギリス館として市民に利用されています。フランス領事館は、既になくなっていますが、フランス領事館邸遺構、フランス橋、フランスより寄付されたパルタールパビリオン等が今でもフランスの名残を残しています。
本公園は昭和37年(1962年)に開園しました。噴水と緑の芝生の沈床花壇、バラや季節の花が咲くローズガーデンは多くの人々を楽しませてくれます。
海を臨む展望台や霧笛橋からは横浜港、ベイブリッジが見え、晴れた日には房総の山々を眺めることができます。
また、大佛次郎記念館、神奈川県近代文学館も公園内にあり、市内外より多くの観光客が訪れています。
この橋を渡った先がフランス山地区です。
フランス山地区へ
港の見える丘公園からフランス山地区へ行けます。
橋の入口には門があるのですが、開園時間は「4月から9月は午前6時から午後7時まで」「10・11・2・3月は午前7時から午後6時まで」「12月と1月は午前7時から午後5時まで」です。
この日は気温が30度を超えていたので、ベンチで座っているおじいさんもきつそうにしてました。そういえば公園に来る途中で熱中症で倒れている人がいました。
橋を進んだ先がフランス山地区になります。
フランス山地区です。
写真の銅像が愛の母子像になります。
1977年にアメリカの飛行機が墜落し、横浜市に住む親子が巻き込まれて亡くなるという痛ましい事故があったそうです。
この親子は、生前に海が見たいと言っていたそうです。
せめて海の見える場所に銅像を建ててあげようということで設置されたのがこの愛の母子像です。
フランス山の看板
フランス山地区には、いくつかの看板が設置されていて、フランス山の由来や歴史を知ることが出来ます。
幕末の外国人殺傷事件がきっかけで横浜にフランス軍が駐屯した結果、やがてこの地がフランス山と呼ばれるようになりました。
文久2年(1862) 生麦事件が起きる
文久3年(1863) フランス海兵隊横浜に到着、山手186番地に駐屯
明治8年(1875) フランス軍撤退
明治18年(1885) フランス人居留民の有志、領事館建設の請願書提出
明治27年(1894) 領事館・領事官邸新築工事着手
明治29年(1896) 3月領事館完成 12月領事官邸完成
大正12年(1923) 関東大震災により領事館・領事官邸倒壊
昭和5年(1930) 領事官邸再建
昭和22年(1947) 領事官邸、不審火で焼失
昭和46年(1971) 横浜市、フランス政府から山手185・186の土地を購入
昭和47年(1972) 港の見える丘公園フランス山地区として整備、開園
ジェラール瓦の歴史建造物は元町公園にあります。
1896年、井戸水をくみ上げるために風車が設置されたそうです。
今回はここで終わりますが、次回は山下公園を紹介します。