横浜で仕事の必須研修があったので、ちょっと足を延ばして「横浜中華街」に行ってきました。
昔は「横浜中華街」の最寄り駅はJR根岸線の「石川町」駅でしたが、みなとみらい線の「元町・中華街」駅ができてからは、みなとみらい線の方が主流になりました。
元町・中華街駅から地上に出れば中華街はすぐですが、石川町駅からも数分で行けます。
神戸、長崎の中華街とともに、三大中華街と呼ばれているのが横浜中華街です。
JR根岸線「石川町」駅で降りて中華街へ
管理人は、JRの石川町駅で下車して中華街へ行きました。
石川町駅からは元町や山手といった有名観光スポットも近いので、この駅は観光めぐりの下車駅としても使えます。
元町は、明治の頃に外国人が訪れる商店街として栄えましたが、現在でもおしゃれなショッピングストリートがあるので買い物が楽しめます。
山手方面へ進めば、元町公園や外国人墓地などの観光スポットがあります。
「山下公園」と「港の見える丘公園」も石川町駅から歩いて行けます。山下公園と港の見える丘公園は、横浜を代表する公園です。
石川町駅の西には、日本三大ドヤ街の一つ「寿町」があります。
みなとみらい線ができてからは、横浜中華街への最寄り駅は「元町・中華街」駅となりましたが、石川町駅から数分も歩けば中華街の西門に着きます。
ちなみにみなとみらい線の元町・中華街駅は、改札が地下です。
開通したばかりの時に徒歩15分くらい離れた場所に住んでましたが、普段は電車に乗らないので後になって駅があることに気づきました。
元町・中華街駅は、横浜駅からみなとみらい線に名前が変わりますが、東急東横線を延ばしただけの直通線です。
東急東横線の渋谷駅から乗り換えることなく元町・中華街駅までたどり着くことが可能です。
みなとみらい線(横浜~元町・中華街)
元町、石川町周辺には、おしゃれなカフェがたくさんあるので、土日祝日は混雑します。
石川町駅北口を降りると「横浜製鉄所跡」の看板があります。このあたりに官営の製鉄所があったようです。
駅の横には首都高速が走っています。
「西門」から中華街へ
石川町駅から3分くらい歩けば「中華街 西門」に着きます。直進せずに左に進むと横浜スタジアムがあります。
管理人は、高校まで横浜に住んでましたが、アルバイト先が関内だったので、中華街にはときどき行ってました。
中華街には、観光地らしく看板や碑が所々に設置されてます。
中心部に進んでいくとだんだんと中国語で書かれた看板が目立つようになり、観光客もだんだんと増えてきます。
中国の食材を売ってる店もたくさんあります。
西門から数分歩くと、テレビなどでもおなじみの善隣門に到着します。この辺りまで来ると観光客だらけです。
中華街といえば中華料理ですが、同じくらい多かったのが占い師のお店でした。占い師の呼び込みもしてました。
通りには食べ歩きのために串を使った食べ物を用意している露店もあります。
中華料理店の呼び込みは結構しつこいです。
街全体に活気があり、チャイナドレスを販売しているお店もあって異国の雰囲気を味わえます。
少し裏道に入ってみると占いの館がたくさんあります。
中華街から桜木町までは占いのお店が結構あります。
関帝廟は三国志の関羽(雲長)を祀ってます
横浜中華街には、三国志の英雄の一人である関羽(かんう)を祀ってある關帝廟があります。
関羽は、劉備と張飛とともに桃園の誓いで義兄弟となった後、劉備と共に各地を転戦して蜀を建国し、呉に捕らえられて処刑されるまで大活躍した三国志の英雄の一人です。
最初は何で関羽の廟が?と思いましたが、関羽は中国で人気のある武将で、中国には古くから関羽信仰があったそうです。そして、日本に来た中国人が関羽廟を建てたそうです。
この日の気温は35度を超えましたが、たくさんの観光客がいました。
関帝廟は、中華街一のパワースポットといわれているそうです。
そういえば、関羽にはそろばんを発明したという伝説があります。関帝廟には商売繁盛のご利益もあるみたいです。
關帝廟内には、他の神様も祀ってあって、それぞれの神様でご利益が異なるようです。
関帝廟の歴史は古く、幕末に遡るといわれています。その後、関東大震災やアメリカによる大空襲、火事などを経て今の関帝廟になったそうです。
三国志の小説では吉川英治三国志が有名ですが、こちらは三国志演義をもとにした作品です。
小説が苦手な人には、マンガもあります。
中華街でランチ
中華街にせっかく来たので中華料理を食べることにしました。
中華街にある中華料理店には、1000円以下で食べられるランチもあります。
ランチ時なので店員さんがお店の前で呼び込みをしてました。
ラーメンを食べましたが、家系ラーメンに飽きてきた管理人にはさっぱりしていて食べやすかったです。
会社員時代には、付近のコインパーキングに車を停めて山東へ時々行ってました。
中華街には「山下町公園」という公園があります。有名な山下公園と名前が似ていますが、こっちは小さな公園です。
横浜媽祖廟
歩いていると、やがて「横濱媽祖廟」に着きました。
媽祖は、中国の宋の時代に実在した人物といわれています。
中国人には古くから信仰されている神様だそうです。
媽祖の信仰は、中国人の世界進出とともに世界各地に広がっていったそうです。
有名な廟の割には人が少なかったです。
四つの牌楼
中華街には門がいくつかありますが、特に四つの牌楼(はいろう)に「朝陽門」「延平門」「朱雀門」「玄武門」があります。
門はそれぞれ青龍、白虎、朱雀、玄武といった中国の伝説上の神獣の名が付けられ、これらの神獣と関係しているそうです。
朝陽門は青龍、延平門は白虎、朱雀門は朱雀、玄武門は玄武の神獣とそれぞれ関係しているといわれています。
それぞれの門の柱は色が違います。
「朝陽門」は青龍なので柱の色が青、「延平門」は白虎なので柱が白、「朱雀門」は朱雀なので柱は赤色、「玄武門」は玄武なので柱が黒といったようになっています。
こちらは石川町駅近くの白虎門です。
朱雀門です。