三浦半島に設置された8か所のマイルストーンをママチャリでまわってきました。
マイルストーンは「三浦半島宣言」により、三浦半島を代表する場所に設置されています。
緊急事態宣言後はずっと自宅に居てたいした運動もしてなかったので、久しぶりのママチャリは途中からかなりきつく感じました。
特に湘南国際村の坂がハンパなかったです。
というより、あそこだけ長い坂を上がったところに設置してるからとんでもなく大変で、他と比べて違和感しかなかった……。
ただ、湘南国際村の眺めは抜群に良かった。それだけが救いです。
マイルストーンがなければ、あの眺めを知ることはなかったと思います。そう考えるとあの苦労も無駄ではなかったのかなと思います。
三浦半島自転車半島宣言のマイルストーンは全部で8か所
三浦半島は都心からも近く、サイクリングコースとして人気のエリアです。
サイクリングの人気漫画「ろんぐらいだぁす!」に登場するコースもあります。
「ろんぐらいだぁす!」とはバイクショップの待ち時間に出会いましたが、読んでみたらけっこう面白かったです。
アニメ化もされたくらい人気のマンガのようなので面白いはずです。
鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市、三浦市の4市1町の長の話し合いによって「自転車半島宣言」が行われ、三浦半島の8か所にマイルストーンが設置されました。
マイルストーンは、鎌倉市(由比ヶ浜)、逗子市(小坪)、葉山町(長者ヶ崎)横須賀市(観音崎、野比、荒崎、湘南国際村)、三浦市(三崎町)にあり、面積で一番広い横須賀に最も多く設置されています。
また、マイルストーンは、観音崎なら黒船、宮川公園ならマグロと大根といったように、それぞれの地域に合ったデザインの像になっています。
マイルストーンがあるのは次の場所です。
・鎌倉海浜公園
・小坪飯島公園(逗子)
・長者ヶ崎
・湘南国際村
・荒崎公園
・宮川公園(三浦市三崎町)
・北下浦海岸通り沿い(横須賀野比)
・観音崎たたら浜(観音崎自然博物館前)
8か所のマイルストーンについては、こちらに詳しい説明があります。
時計回りに追浜をスタート
最後に鎌倉になるようにマイルストーンを回ろうと思い、時計回りに進むことにしました。
三浦半島一周なので、何となく横浜との境から始めた方がいいかなと思い、追浜からスタートしました。
国道16号線沿いの横浜市と横須賀市との境です。
時計回りになると最初に訪れることになるのは観音崎のたたら浜です。
たたら浜を目指して、9時ジャストに横浜市と横須賀市の境を出発しました。
時計回りに近いマイルストーンを順にたどって行けば、自然と海沿いを走ることになると思います。
参考までに管理人が走ったルートです。
・追浜から横須賀街道(国道16号線)で観音崎の「たたら浜」へ
・たたら浜から鴨居、浦賀、久里浜を通って野比の「北下浦海岸通り」にあるマイルストーンへ
・北下浦海岸通りから、海沿いの道路を走って三浦市へ入り、引橋から住宅地を走って「宮川公園」へ
・宮川公園から北上して、国道134号線の和田で左折して、ソレイユの丘の前を通って「荒崎公園」へ
・荒崎公園から国道134号線に戻って、北上して「長者ヶ崎」へ
・長者ヶ崎からナビを使って「湘南国際村」を目指すも、不自然なルートで疲れが倍増する
・湘南国際村があまりにきつくて足が痛くなり、階段の上り下りがしんどくなる。
・湘南国際村から逗子方面へ。途中にあった「かつや」に立ち寄ってロースかつ定食を食べて復活。
・かつやを出て逗子・葉山駅前を経由して「小坪飯島公園」へ
・小坪飯島公園から材木座の住宅地を抜けて「鎌倉海浜公園」へ
1つ目は観音崎のマイルストーン「たたら浜」
追浜から30分でヴェルニー公園に到着しました。
相変わらず公園前とは思えない光景です。公園内に戦艦陸奥の大砲が設置されてるくらいですからね。
馬堀海岸は10時10分頃に通過しました。
現在、アマゾンプライムで「私の嫌いな探偵」を観てるのですが、馬堀海岸が第一話の最初に出てました。観音崎公園も一緒に登場してました。
観音崎に向かう途中の、走水にある破崎緑地からの眺めです。冬の晴れた空だったので富士山がはっきり見えました。
観音崎には、10時30分前に着きました。緊急事態宣言中なので、観音崎灯台に入ることはできません。
こういう快晴の日だったら、灯台からの眺めも良いだろうなと思いながら自転車のペダルをこぎます。
この辺りは坂が多いので、重量が20キロ以上あるママチャリではかなりしんどく感じました。
ママチャリではきつい坂を越えて、たたら浜には、10時40分に到着しました。海の水が青くてとても美しかったです。
たたら浜のマイルストーンは、浦賀が近いため「黒船」がデザインされた像でした。
この像の前にはトイレが設置されてます。
2つ目のマイルストーンを目指して野比の「北下浦海岸通り」へ
次は鴨居の住宅地を抜けて野比を目指すのですが、この辺の眺めが良かったので少しのんびりしつつ出発しました。
冬は房総半島もはっきりと見えます。この日は横浜の建物もよく見えてました。
浦賀は湾になってるので、向こうの地域を行き来できるように渡し船が運行されています。渡し船で向こう岸に渡るには、大人200円に自転車50円がかかります。
浦賀からは、久比里を通って久里浜方面に向かいます。
久しぶりの自転車だったので、この辺りから足に痛みを感じるようになりました。まだ半分もいってないので、引き返すなら今かと思い、かなり中止するか迷いました。
久しぶりの快晴なので、中止するのももったいないと思い、もう少し頑張ってみることにしました。
11時30分に2つ目のマイルストーンがある「北下浦海岸通り」に着きました。この通りは海が目の前なので走ってて気持ちいいです。
今は住まいが横浜なのですが……、何だか横浜の海とは雰囲気が違います。横浜だと汚い海しか見れないので、この辺りに住んでる人が少しうらやましく思います。
北下浦海岸通りは「水仙」の像がデザインされています。
北下浦海岸通りは、水仙ロードといわれる水仙の名所です。千駄木から若山牧水広場公園までに300万株の水仙が咲きます。
マイルストーンは、水仙ロードの途中にあります。ここのマイルストーン近くにもトイレがあります。
3つ目のマイルストーンは三浦の「宮川公園」
北下浦海岸通りから国道134号線に出たら、あとは何回か通ってる道なので気が楽です。
疲れた時は海を眺めて休憩します。実際は風が冷たくてそれどころではなかったですが……。
夏より冬の方が空気が澄んでるせいか海もきれいに見えました。
三浦海岸の交差点にあるマクドナルドで少しだけ休憩しました。
冬場の平日だから空いてるだろうと思いましたが、結構混んでました。ホットコーヒーを飲んで体を温めたら、再び出発です。
国道134号線で引橋交差点までは、ママチャリにはきつい坂が続きます。
勾配はそれほどでもないのですが、距離が長いとママチャリではきついです。何て重い自転車なんだと思いながら走ってました。
坂を上った先の高台からの眺めが素晴らしいです。大橋からは富士山も見えました。
宮川公園には12時45分に到着しました。この頃から足の痛みだけでなく、サドルが固いせいでお尻の痛みも感じるようになりました。ママチャリのサイクリングはお尻の痛みとの戦いです。
宮川公園のマイルストーンは、三浦で有名なマグロと大根です。今は青首大根がほとんどですが、かつては三浦といえば三浦大根というくらい有名でした。
4つ目のマイルストーンは荒崎公園の「タカアシガニ」?
宮川公園から引橋に戻って三崎口駅の前を通り、4つ目のマイルストーンがある荒崎を目指します。
三崎口駅前の通りは、高台なので富士山と海がよく見えます。
国道134号沿いの「和田」を左折したところに「和田義盛の碑」があったので立ち寄りました。
和田義盛は、鎌倉幕府創建の功労者の一人、三浦義明の孫の一人です。三浦市の初声町和田の地名をとって和田氏を名乗りました。
頼朝の挙兵時から味方し、幕府成立後は侍所別当になりました。
頼朝死後は十三人の合議制の一人になりましたが、やがて北条氏と対立して建保の乱で滅びます。従兄弟の三浦義村に裏切られたのが痛かったですね。ちなみに、朝比奈切通を一夜で切り拓いた伝説を持つ朝比奈義秀は、義盛の三男です。
ここからはソレイユの丘の前を通って荒崎公園を目指します。
この辺りでは、サイクリングをしている人をやたらと見かけます。坂ですが走りやすいですし、中にはあえて坂を選んで走る人もいるようです。
13時50分に荒崎公園に到着しました。
相変わらず素晴らしい夕日の丘からの眺めです。
実はこの2日後にも夕日を見にここに来たのですが、その日は曇っていて全然だめでした。
荒崎公園のマイルストーンは、「タカアシガニ」です。
最初見たときはいまいちピンとこなかったのですが、県内で唯一タカアシガニを水揚げしているのが、荒崎公園がある長井だからだそうです。
ここでようやくマイルストーンめぐりの半分を達成しました。
あとの4つは距離的にはそれほどではありませんが、問題は湘南国際村です。
湘南国際村はクルマやバイクで今までに何度も行っているので、坂がきついことは分かっていましたが、まさかあそこまでとは……。