時々ですが、超短期のコールセンターの求人を見つけては応募してました。
先日も研修2日と実務3日という超短期で働いてきました。
超短期でしたが、一緒に働いた人ともけっこう会話しました。そのうちの一人からは年金相談まで受けるほど仲良くなりました。
最終日の残り3時間はやることがなくなり、仲間と会話してただけで終わってラッキーでした。
事務や入力業務よりも、コールセンターの方が空いた時間に仲間と会話を交わすことが多いので、管理人は楽だと感じます。
何回かコールセンターで働いたおかげで、この業界のことが少しだけ分かった気がします。
コールセンターは非正規雇用の従業員が多い?
コールセンターの求人は、直雇用でも派遣でも多くあります。
直雇用というのは、会社と直接的に雇用契約を結ぶことですが、直雇用のコールセンターでの仕事は長期で働くことが前提のことが多いです。
反対に、派遣の場合は短期の仕事もありますから、短期の仕事を希望する人は派遣会社で紹介してもらうのがおすすめです。
管理人の場合は、気分転換を兼ねてコールセンターで働いてるので、短期の案件を紹介してくれる派遣会社を通して応募してます。
コールセンターで働いて分かったのですが、コールセンターというところは正社員の従業員はほとんどおらず、働いている人の多くは派遣や有期雇用といった非正規雇用の労働者です。
何年もそこのコールセンターで働いているという人であっても、有期雇用を反復更新しているだけで、実際はアルバイトとほとんど変わらなかったりします。
現場の運営は、SV(スーパーバイザー)が中心となって行われますが、SVのほとんどはアルバイトで、収入も時給制だったりします。
ごく一部の責任者が正社員で、その下に少数のSVといった監督者が多くのオペレーターを見ています。
オペレーターが200人いるフロアには、2,3人の正社員がいて、20人くらいのSVがおり、その下にアシスタントが30人くらいいて、150人のオペレーターが入れ代わり立ち代わり電話対応してるといった感じでした。
管理人は、コールセンターの現場が非正規労働者が中心となって運営されていることにビックリしました。
確かに営業などと違い、コールセンターは売上に直結しない部署なので、あってもなくてもいい仕事かもしれません。
短期のコールセンターは、一時的な部署の穴埋めがほとんどなので、仕事が早く片付いてやることがないなんてこともありました。
長期のコールセンターの仕事は、労働契約が派遣、直雇用と違っても、やる業務内容に大差はありません。
派遣社員は、長期の派遣契約だと、2,3カ月~半年で契約更新です。
直雇用といっても、ほとんどのオペレーターは3ヶ月、半年契約の契約社員なので、3ヶ月、半年更新の派遣社員と大差ありません。
コールセンターでは、一定期間が経過すると次のステップに進んだり、作業内容が難しくなることがありますが、管理人がかなり昔にやっていたコールセンターでは、その対象になるのは直雇用の人だけでした。
派遣社員として長く働いてると、直雇用で働かないかと持ちかけられることもよくあります。
同じコールセンターで一緒に働いた人は、過去に派遣社員として働いていて、契約終了前に直雇用で働かないか引き抜きにあったものの、仕事に飽きたとかで結局断ったそうです。
派遣として働いた期間中に仲良くなった人に、派遣社員からスーパーバイザーになった人がいます。
派遣契約だと2年までしか働けないという決まりがあって契約打ち切りにあった人もいます。
派遣会社の中には短期の派遣を扱ってないところもあるみたいなので、短期で働きたい人は何社か派遣登録しておくといいかもしれません。
コールセンターの短期は研修が短い
コールセンターの短期の仕事は、研修が短いです。
金融関連のコールセンター等は、研修が3か月以上あるものもありますが、短期のコールセンターは研修が少ないので楽です。
管理人が経験した中には、研修が3時間だけというものがありました。かかってくる電話は研修でやってない案件ばかりで、仕方ないので他の部署につないでばかりいました。
研修が長い場合は、だいたいステップごとに試験があります。
中には研修で落ち続けている人もいて、なかなか試験に受からず契約更新されない(いわゆるクビ)ケースもあります。
研修中も時給は出るので、いろいろな派遣先の研修を渡り歩く人もいるそうです。
コールセンターは、人によって向き不向きがあるので、興味がある人は短期で経験してみるのもいいかと思います。
インバウンドよりアウトバウンドの方が覚えることは少なめ
コールセンターの仕事には、大きく分けるとインバウンドとアウトバウンドの2種類があります。
インバウンドとは、お客様からかかってくる電話に対応する受電業務をいい、アウトバウンドとは、電話をかけてお客様を見つける発信業務をいいます。
アウトバウンドの多くは営業なので、怒鳴られることや無言で電話を切られることも多く、精神的にきついと言われています。
なので、一般的にはアウトバウンドの方が時給は高い傾向にあります。
時給が高いといっても会社員と比べると大したことないので、個人的にはアウトバウンドで働くなら営業の仕事を選びます。
アウトバウンドは、ひたすら電話をかけることが重要なので、インバウンドと比べると覚えることは少ない傾向にあるようです。
インバウンドは問い合わせ内容がほとんど決まってますが、アウトバウンドはそうではないので、マニュアル通りにいかないことも多いです。
インバウンドは問い合わせ内容が決まってるので、スムーズに誘導することが求められます。
管理人は、副業でエコキュートのアウトバウンドをしたことがありますが、インバウンドのようにミスが許されないというより、多く電話をかけることが求められました。
インバウンドは、クレームにならないように求められ、ミスも許されない雰囲気があります。
コールセンターは個性的な人が多い
コールセンターは、服装や髪型が自由という職場が多いため、個性的な見た目の人が多くいます。
モヒカンやアフロ、スキンヘッドは意外と多く、すごい太ってる人(普通の会社では見かけないレベルの)も多いです。
すごい太っている人の座席の隣になったことがありますが、その人は暇な時間になるとイビキをかいて寝てました。
たびたびイビキが聞こえてきたのでびっくりしましたが、こういう人も短期派遣では一緒になったりします。
女性も太っている人が多く、見た目に自信がない人が多い印象を受けますが、まれにきれいな人もいたりします。
声が可愛いと容姿も美人を想像してしまうかもしれませんが、実際にコールセンターで働いている器量がいい人を見たことがありません。
コールセンターは、慢性的な人手不足なので、遅刻と欠席が少ないだけでかなり評価されます。
元引きこもりや個性的な人が多いのがコールセンターの特徴です。
携帯会社のコールセンターは覚えることが多い
管理人も派遣で働いたことがありますが、覚えることが多いことで有名なのが携帯会社のコールセンターです。
携帯会社はいずれも大手企業なので、契約社員やアルバイトといった非正規雇用でも女性には人気だったりします。
携帯会社の研修は、コールセンター業界でも覚えることが多いので、研修が1ヶ月以上になるケースも多いようです。
特に大手携帯会社のコールセンターは、覚えることが多いくせに、時給も微妙だったりします。
あくまでも管理人の意見ですが、ドコモとauは覚えることが多く、求められる作業も多いです。
管理人は途中から作業が面倒くさいと感じるようになり、ちょうど雇用契約の更新時期を迎えたので辞退しました。
携帯会社のコールセンターは、いずれも人がすぐ辞めるので常に求人募集しています。
終わりに
今回は短期で働いただけですが、いろいろな人と知り合いになりました。
そのうちの一人とは携帯番号を交換し、派遣期間が終了した後もつながっています。
おかげでコールセンターという業界についていろいろ教えてもらえました。
この業界はあまりスキルアップにならないので、数ヶ月もやれば十分だと思います。
管理人も飽きたので、もうコールセンターで働くことはなさそうです。