森戸神社の夕陽と千貫松

横須賀の武に行く途中で立石に寄りましたが、無事に用事を済ませて帰ろうとすると、葉山の辺りで日が沈もうとしていました。

 

横須賀の武があるのは三浦半島の西側ですが、途中には逗子海岸、森戸神社、秋谷の立石など、景色の良い場所がいくつかあります。

特に森戸の夕陽や秋谷の立石は、かながわの景勝50選の一つにも選ばれる優れた景勝地です。

葉山総鎮守の森戸神社

横須賀の武は三浦半島の西側にありますが、横須賀の西側には電車が通ってないのでクルマで行きました。

鎌倉からは、逗子、葉山を通って行くのですが、途中で森戸海岸の前を通って行きます。

森戸神社があるのは、葉山町堀内という場所です。

 

森戸神社は、三嶋大社を深く崇敬していた源頼朝によって、治承4年(1180)に三嶋明神の分霊を勧請し、創建されたといわれています。

森戸は、七瀬祓(ななせはらい)の霊地の一つでした。由比ヶ浜、金洗澤池、片瀬川、六浦、江の島、㹨川、森戸を七瀬としました。

また、七瀬は鎌倉の境を表しています。

 

鎌倉武士から篤く信仰された森戸大明神は、現在も多くの人が参拝に訪れます。

葉山一のパワースポットとして、恋愛成就に特にご利益があるそうです。

 

境内の奥には、頼朝が褒め称えたという「千貫松」があります。

頼朝が森戸で休憩した時のこと、岩の上に生えていた松を見て「如何にも素晴らしい松だ」と褒めると、和田義盛が「千貫の価値ありとて千貫松と呼びて候」と答えたといいます。

和田義盛は、頼朝の有力御家人の一人で、初代侍所別当になりました。三浦氏の一族だったので、頼朝にも早くから従い、三浦半島には義盛と縁のある土地が多数あります。

 

森戸神社の境内を進んだ先には、頼朝が参拝した時に三嶋明神から飛来して発芽したという伝説の飛柏槇(ひびゃくしん)があります。

この飛柏槇は、樹齢800年を超える神社の御神木で、葉山の天然記念物に指定されています。

千貫松と並ぶ名木で、「かながわの名木100選」にも選ばれています。

 

森戸大明神は、「出川哲郎の充電させてもらえませんか」でもパワースポットとして紹介されてました。

森戸の夕陽

森戸の夕陽は「森戸の夕照」として、かながわの景勝50選の一つに選ばれています。

かながわの景勝50選といっても、たいしたことないものも多いですが、森戸の夕照はなかなか素晴らしいです。

夕陽はどこも素晴らしいですが、海と一緒だとさらに感動します。

眺めに感動して海の近くに移住したいという人もいるくらいです。

 

バス通りにある鳥居から数メートル歩いた先の森戸神社です。

鳥居の横に駐輪スペースがあります。

左に行った先にコインパーキングがあります。

 

森戸神社の手水舎

 

森戸神社の裏には、堀口大学、ベルツ博士、昭和天皇即位記念、高橋是清、石原裕次郎、かながわの景勝50選など数々の碑があります。

この地には、頼朝の別邸があったといわれてます。

 

日が暮れて暗くなっちゃいましたが、千貫松です。

 

 

周りの碑を巡っているうちに、日が暮れてきましたので、岩場の方へと移動しました。

岩場から江ノ島方面を見てみると、ちょうど日が落ちるところでした。

今回も雲が出てたので富士山は見えませんでした。

 

千貫松の前まで移動しましたが、やはり変わりません。

晴れた日にまた来たいです。

 

というわけで次の日も行きました。

やはり時期的に湿度が高いのでモヤっとしてます。

真名瀬海岸前の道路から撮りましたが、ぼやけて見えます。サイクリングした時にまた寄ろうと思います。

森戸神社へのアクセス

所在地 〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内1025
アクセス JR「逗子駅」からバスで15分、または京急線「新逗子駅」からバスで15分

京急線「新逗子駅」は、現在は「逗子・葉山駅」に名称が変わっています。

 

 

駐車場の料金は、7月~9月とそれ以外とで異なります。

1月~6月、10月~12月の料金は、30分220円

7月~9月の料金は、30分550円

 

参拝する人は30分無料です。