「田浦梅の里」の梅まつりで2000本の梅を堪能

3月になったので、横須賀市にある「田浦梅の里」へ梅林を観賞しに行きました。

前回訪れたときは全然咲いてなかったのですが、今回はちょうど見頃でした。

階段を上った先にある展望台からの眺めも素晴らしかったです。

田浦梅の里にある梅の数は2000本になるといわれており、この数は三浦半島では一番です。

田浦梅の里と梅の見頃

「田浦梅の里」は横須賀市にある梅の名所です。三浦半島では最大規模を誇る梅林です。

園内の案内板によれば、旧田浦梅林は、昭和9年皇太子明仁親王殿下の御生誕を長く寿ぎ奉るため、大六天宮の鎮座まします60アール(六反歩)の山林に田浦梅林組合員36名が一致協力して梅の幼樹、中樹併せて700本を記念植樹したのが始まり、とあります。

 

田浦梅の里では、青軸、白加賀、養老など約2000本の梅が咲き誇ります。

田浦梅林まつりには、横須賀市内だけでなく、東京や千葉、横浜方面からも数万人の観光客が訪れます。

園内の梅林を使用した「梅わいん」は、横須賀の名品として田浦の酒販売店等で売られています。

 

また、田浦梅の里は「かながわ花の名所100選」にも選ばれており、12月~3月になると園内で水仙も楽しめます。

山頂には展望台があり、そこからは東京湾が望めます。晴れていれば、みなとみらいや房総半島のビルも見えます。

 

田浦梅林まつりは、梅の見頃に合わせて2月中旬から3月上旬まで開催されます。

ヨコスカ 田浦梅林まつり

 

田浦梅林の開花情報は、以下のサイトで確認できます。

横須賀市の公演情報サイト 田浦梅の里

田浦梅の里の交通アクセス

アクセス:「田浦梅の里」は、JR「田浦駅」から徒歩25分の場所にあります。

所在地:神奈川県横須賀市田浦泉町92

田浦梅の里には、駐車場がありません。

JR田浦駅から田浦梅の里へ

JR田浦駅には、午前10時30分ごろに到着しました。

以前に、昼間の横須賀線は1時間に2本くらいしかないといいましたが、時刻表を見たら上りは1時間に3本くらいありました。

平日の通勤時間であれば、1時間に5~6本の上り電車があるようなので、そこまで不便ではないのかなと思います。

 

田浦駅のロータリーは相変わらず閑散としてましたが、「田浦梅林」ののぼりが立ってました。

 

梅林の里に行くまでの田浦周辺にものぼりがたくさん出てます。

 

途中で歩く側を間違えて中央分離帯に出てしまいました。向こうの歩道に渡ろうとしたら、車が法定速度以上でビュンビュン走ってました。

 

JR田浦駅前からは結構歩きますが、田浦梅の里までの電柱に「田浦梅の里」への案内が出てます。

 

案内板通りに進んで行けば、やがて田浦梅の里が見えてきます。

田浦梅の里の入口です。ここ以外にも何か所か園内への入口があります。

 

入口から歩道を歩いていくと、枝垂れ梅がありました。ちなみに枝垂れ梅はこの場所でしか見かけませんでした。

 

「田浦梅の里案内図」です。地図を見る限り、入口は5か所くらいありそうです。

最初の難所

梅林にいくための最初の難所が、最初にある300を超える階段です。

山頂までには400段以上の階段を上ることになりますが、いきなり300段はきついです。

階段の両脇には竹林がありますが、だんだん見てる余裕がなくなってきます。

 

階段を上ったと思ったら、先にもまた階段が続きます。

 

足元はけっこう滑るので要注意です。

 

ここまで登れば冬でも汗をかくことになります。

 

300段以上の階段を上っただけあって眺めは良かったです。まだ階段はありますが、ここに比べたらたいしたことありません。

 

梅林に行く前に、大六天神へお参りに行きました。

 

田浦梅林発祥の地の石碑です。

 

大六天神の社

田浦梅の里の梅林

旧田浦梅林は丘陵地にあるので、梅林を見下ろして見ることもできます。

下のほうの梅は開花してるものが多かったですが、上のほうはまだ蕾のものが多かったです。

 

敷地内には休憩所が何か所かあります。

 

田浦梅の里は広いので、トイレも3か所くらいあります。

 

田浦梅の里の梅の花は、白梅がほとんどで、紅梅は1割もありませんでした。

 

可憐な花が咲いてます。歩いていると梅の香りがしてきました。

 

歩道は石畳がきれいに整備されています。歩道の両脇には梅の木が並びます。

 

1か月前に来たときは、見事な水仙が咲き誇ってましたが、今の日は枯れたりカットされてました。

 

やはり2000本の梅の木となるとなかなかの光景です。遠くには横須賀の海が見えます。

 

園内の雰囲気は大変すばらしいです。東屋もあります。

 

白梅と桃色の梅が見頃を迎えていました。

梅は、もともとは中国から薬用として日本に入り、梅干しにするために広まったそうです。平安時代には花といえば梅のことを指し、花見というと桜でなくて梅見だったそうです。

 

管理人の好みは、この桃色の梅の花です。とても可憐で可愛らしい花です。

田浦梅の里の山頂

田浦梅の里の山頂には、大きな広場があります。芝生広場やアスレチック広場があり、とても400段以上の階段を上った場所とは思えない広さです。

山頂にもたくさんの梅の木が植えてありました。

この辺りでも梅の香りが漂ってきました。ウグイスの声も聞こえてました。

下をのぞくとたくさんの梅の木が見えます。

 

梅は近くまで寄って見てこそ良さが分かると思います。

 

山頂の歩道です。奥に見えるのが展望台になります。

 

向こうに見えているのがアスレチック広場です。お弁当を食べている人が何人かいます。

アスレチックがありますが、子供がここまで登ってくるのはかなり大変です。

アスレチック広場からは、横浜横須賀道路が見えました。

 

山頂の広場からの眺めも素晴らしいです。

展望台

田浦梅の里の山頂には、周囲一帯を見渡せる「展望台」があります。

これが展望台なので、階段を上って向かいます。

 

展望台からの眺めです。

 

展望台の前に咲いていた梅です。

 

展望台に上る方法は階段のみです。

 

展望台から見た長浦や横須賀の港。

 

南側からの眺めです。

 

展望台の北西方面の眺めです。

 

展望台から見た横浜方面は八景島が見えました。この日は天気が良くなかったので、ランドマークタワーがなんとか見える程度でした。

 

展望台からの眺めを堪能した後、山を下りました。

田浦梅の里の感想

田浦梅の里は、アクセスが悪いですが、山頂には多くの来場者の姿がありました。

さすがに2000本の梅ともなると圧巻の光景でした。

展望台からの眺めもなかなかです。

 

お弁当を持って山頂の広場で梅を観ながら食べるのもよさそうです。