逗子の景勝地をまわることにしました。
逗子は鎌倉の隣にある市ですが、鎌倉のように有名な観光地もなく、悪く言えば海と緑に囲まれただけの田舎です。
ところが逗子に住んでみると、逗子駅から始発が出ており、電車に1時間も乗れば都心にも出れるので、意外と交通の便が良かったりします。
また、JRだけでなく、京浜急行線も走ってるので八景方面にも出やすいです。
頑張って一週間働いた後の週末は、海と自然に囲まれる環境でエンジョイできます。
難点としては、週末の駅周辺の渋滞がひどいことです。
管理人は、小学生の頃に逗子市内を自転車で走り回ってましたが、逗子がよいと思うようになったのは社会人になってからです。
東京、横浜といった都会で働いた後、のんびりしながら働きたいと思い、独立してしばらく後に逗子に引っ越しました。
逗子は鎌倉と違って観光地のイメージはないかもしれませんが、優れた景勝スポットは多いです。
逗子八景
八景というと、近江八景や金沢八景が有名ですが、江戸時代に八景ブームが起こり、日本各地で様々な八景が作られたそうです。
八景は、中国の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)が由来といわれてます。
金沢の能見堂から見た景色を瀟湘八景になぞらえた中国からの僧・心越禅師が漢詩を詠み、そのおかげで金沢八景の名が有名になりました。
逗子八景のことは、神武寺駅の由来を調べているときに知りました。
逗子八景を調べてみたところ、時代によって八景の内容が違うみたいです。
そして、逗子八景に選ばれた場所も、今は開発などで面影がなくなってる場所もあります。
・神武晩鐘
・延命秋月
・桜山暮雪
・小坪帰帆
・不動落雁
・猿畑夜雨
・岩殿晴嵐
・鳴鶴夕照
山崎白堂著「逗子八景 : 葉山の史蹟」
面影どころか場所が全く分からないところも多いです。
昭和25年に選ばれたという逗子八景
・披露山の暮雪
・浪子不動の秋月
・小坪の帰帆
・神武寺晩鐘
・田越川の夕照
・桜山の晴嵐
・沼間の落雁
・山の根の夜雨
看板が残ってるのは、神武寺、披露山、浪子不動、小坪、桜山だけで、あとは現地に行っても見つかりませんでした。
実際見てみると開発によるものなのか、たいして魅力ある景色とは思えない所もあります。
逗子景勝十選
逗子市のホームページを閲覧していた時に見たのが逗子景勝十選です。
逗子は狭く景勝地も限られるので、逗子八景とかぶる所も出てきます。
・田越川の桜と柳
田越川は逗子に住んでればお馴染みの川ですが、季節的に桜の時季でなかったので出直すことにしました。
・久木大池公園
久木大池公園は、自然の中にある公園です。蚊や虫が多いですが池が見れます。
草も伸び放題なので管理人以外の人はいませんでした。
・披露山公園
披露山公園は逗子を代表する絶景スポットとして知られた場所です。
公園の中に展望台がありますが、ここからは逗子の街と相模湾を一望でき、天気がよければ江の島と富士山も見えます。
・大崎公園
大崎公園も披露山公園と同じく相模湾を一望できます。
披露山公園と比べるとアクセスしにくく、場所も分かりにくいですが、披露山にも負けない絶景を見れます。
・名越切通し、まんだら堂やぐら群
名越切通しにある大切岸は、鎌倉幕府が防衛のために築いたとも、ただの石切り場ともいわれています。
まんだら堂やぐら群には150以上のやぐらがありますが、ここに刑場があったともいわれています。やぐらは死者を供養するものともいわれてますが、不明な点も多いとされています。
まんだら堂やぐら群は、普段は公開してませんが、期間限定で公開されることがあります。
・蘆花記念公園
蘆花記念公園の坂道を上ると相模湾や江の島を見渡すことができます。天気がよければ富士山が見えることもあります。
以前は郷土資料館がありましたが、2020年に訪れたら閉館してました。
・六代御前の墓
六代御前は、平清盛の曾孫の平高清のことです。
平家が敗れた後に捕虜となりましたが、文覚の助命によってその時は助けられました。後に文覚が流罪となると庇護者を失った六代御前は処刑されてしまったそうです。
・浪子不動と逗子海岸
逗子海岸を国道134号沿いに鎌倉方面に進むと右手に高養寺があります。
徳富蘆花の不如帰の舞台となったことから、主人公・浪子の名をとって浪子不動と呼ばれるようになりました。
高養寺の階段を上がったところからは「不如帰」の碑が見えます。
・岩殿寺
岩殿寺は、逗子にある寺院の中でも由緒ある寺院で源頼朝とも縁があります。
・神武寺
神武寺も由緒ある寺院です。
住宅街の坂を上った先にありますが、逗子中学校の前を通った先にあるハイキングコースから行くのが好きです。
おわり
逗子は田舎ですが海も自然もあるので結構人気です。
コロナなので人と接しない観光地巡りを心がけようと思います。