新型コロナウイルスのせいで、2020年のゴールデンウィークから一定期間、近所の映画館が閉館することになりました。
緊急事態宣言解除後に、再び営業を開始したので何度か足を運びましたが、振り返ってみるとやはりコロナの影響は大きく、館内はガラガラでした。
今年は、
・一度死んでみた
・ぐらんぶる
・TENET テネット
・靴ひも
の4作品を観ました。
一度死んでみた
広瀬すず主演のコメディ映画。
|
父親のことが大嫌い、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬(広瀬すず)。売れないデスメタルバンドのボーカルをしている彼女は、ライブで「一度死んでくれ!」と父・計(堤真一)への不満をシャウトするのが日常だった。そんなある日、計が本当に死んでしまったとの知らせが。実は計が経営する製薬会社で発明された「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態にあるのだった。ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、計は本当に火葬されてしまいそうに…!大嫌いだったはずの父の、絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、存在感が無さすぎてゴーストと呼ばれている計の秘書・松岡(吉沢亮)とともに、父を救うため立ち上がることに!火葬までのタイムリミットは2日間。はたして七瀬は無事、父を生き返らせることができるのか!?
ここ数年で一番つまらない映画だった。
主役の広瀬すずが「デス、デス」言うのは違和感しかなかった。
語尾に「デス」を付けたおかげで、そればかり気になって集中できないし、ギャグも全然笑えなかった。
途中から観てるのがつらくなってしまった。
おすすめ度 1点/10点満点
ぐらんぶる
ギャグ漫画が原作になっている映画。
原作の「ぐらんぶる」は、累計発行部数500万以上の人気コメディ漫画。
|
青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し――国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気のあう友人や可愛い女子と<キラキラな大学生活>を送ること。なのに――「何かおかしい」最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で目覚めてしまう。やがて同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、共にある場所にたどり着く。そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった!狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも!?
原作を知らなかったので、最初の方は意味が分からず「何だこの映画」って感じだった。
最初に何度もタイムリープするのもいまだに分からないし、「ヴァモス」と叫ぶと何で踊りだすのかもよく分からない。
観ていて頭の中が「?」だらけなんだけど、バカバカしいギャグだらけで途中から「ぷっ」と笑ってしまった。途中からこの映画はすごい面白いのかもしれないと思うようになった。
原作を知ってるとより楽しめるのかもしれない。
出演してる女優も可愛い子ばかりだった。
ただ、与田祐希さんと小倉優香さんの芝居が酷くて見てられないシーンもあった。
ダイビングサークルなので、海に潜るシーンがあったけど、そのシーンはとてもきれいな映像だった。また沖縄にダイビング行きたくなる。
おすすめ度 7点/10点
TENET テネット
難解な作品が多いクリストファー・ノーラン監督の最新作。
|
主人公のミッションは、人類がずっと信じ続けてきた、〈時間のルール〉から脱出すること。
時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのだ。ミッションのキーワードは(TENET)。
「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」。突然、巨大な任務に巻き込まれた名もなき男は、任務を遂行する事が出来るのか!?
7か国を舞台にIMAX®カメラで撮影、驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作!
この作品は、難解な作品として知られる「メメント」「インセプション」よりも理解するのがはるかに大変。
主人公も名もなき男で、時間が普通に流れてると思ったら、急に逆行したりする。それはもう、何というか……同時に進行しているようなシーンもあって分けわからない。
よく分からないままストーリーは進むけど、観てれば主人公が何をしようとしてるのかは分かる。
でも、終盤まで何となく分かったままの状態なので、腑に落ちないまま。
最後まで観終わっても、疑問だらけ。
何回も観てる人がいるように、何回も観て理解する映画。
自分はDVDかネットで観るので、もう映画館では観ないけど、ハマる人は映画館に何度も足を運ぶよう。
おすすめ度 5点/10点満点
靴ひも
「靴ひも」は、世界で反響を生んだイスラエルの映画。
10年前の実話をもとにした映画らしい。
エルサレムで小さな車の整備工場を営むルーベンの生活は、ある日一変した。数十年前に別れた妻が交通事故死し、一人息子のガディを引き取ることになったのだ。30代半ばのガディには発達障害があり一人暮らしが困難なため、受け入れてくれる施設が見つかるまでの間、父と息子は狭いアパートで同居することになる。
今まで自分を守ってくれていた母を突然失い、悲しみと不安に包まれたガディに対し、ルーベンは戸惑うばかり。さらにガディには皿の上の食べ物の配置から、寝る前のルーティンまで、独自のこだわりがあり、長年疎遠だったルーベンはどう対応すればいいのかわからない。
だが、誰に対してもフレンドリーで明るいガディは、整備工場やルーベンの行きつけのリタの食堂ですぐに人気者になるのだった。そしてガディは整備工場の従業員デデの恋人で食堂で働くアデラに恋をする。
やがてルーベンとガディの互いの存在に慣れ始めた頃、ルーベンは末期の腎不全と診断され、人工透析が必要になる。また、障害者の自立支援コミュニティに空きが出るまで3、4ヶ月かかることが判明し、ルーベンはソーシャルワーカーのイラナの勧めで特別給付金を申請する。ガディに特別な支援が必要であることを証明するため、面接の場で、ガディは靴ひもを結べないふりをするのだが……。
この映画は、腎不全になって腎臓移植しないと近いうちに死ぬと診断された父親に、障害者の息子が自分の腎臓を移植するように訴えるという実話を基にしている。
整備工場を営む父親が、別れた妻が事故死したため、数十年ぶりに障害のある息子を引き取ることになった。父親は息子を長年放っておいたという負い目を感じながらも面倒をみる。
最初は戸惑うことばかりだったが、次第に息子の扱いにも慣れ始めてくる。息子との生活にも慣れ始めた矢先、父親は病院で腎不全と診断され、移植が必要ということが判明する。
息子は自分の腎臓を移植するように訴えるが、父親は長年放っておいた負い目からそれはできないと拒否してしまう。
何となく展開が読めてしまったのだが、世間の評価は高いみたいだ。
映画のおすすめ度 7点/10点満点
おわりに
今年観た映画の中では、これはおすすめというものはありませんでした。
新型コロナウィルスのおかげであまり映画館に行けなかったと思いましたが、調べたら昨年も5回と似たようなものでした。
自宅でネット配信でも動画は楽しめるので、多くの人は映画館に足を運ばなくなり、そのせいか映画館は空席が目立ってました。ガラガラといっていいレベルです。
テレビで映画館の経営者が、開けても閉めても赤字と言ってましたが、中小規模の映画館は特に厳しそうです。
映画館は三密になりやすいので、集客も大変そうです。
お気に入りの映画館が倒産するのは嫌ですね。
コロナの感染状況を見つつ、来年は感染対策をしながら月に一回は観に行きたいと思います。