「ママチャリ旅」自転車で三浦半島を一周してきた②

前回からの続きです。

きんげのママチャリ旅 自転車で三浦半島を一周してきた②

 

当初は城ヶ島を出たら三浦海岸に向かう予定でしたが、思ったより早く着いたので、進路を東にとって「剱崎」まで行くことにしました。

剱崎と途中にある盗人狩は、釣りで訪れたことがありますが、眺めが良い場所なので観光スポットにもなってます。

城ヶ島を出発して、剱崎に向かってママチャリを走らせる

城ヶ島では、レンタサイクルでまわってる人も何人か見かけました。自転車がレンタルできるなら観光もしやすいですね。

11時30分過ぎに城ヶ島を出発しました。

城ヶ島大橋の上から撮りました。

 

鎌倉から城ヶ島までは迷うような道はありませんでしたが、ここからは不慣れなためナビを使います。

このあたりの道は、信号がほとんどありません。車の交通も少ないのでのんびりと走れます。

上宮田金田三崎港線

上宮田金田三崎港線です。道路脇は大根畑が広がっています。

 

丘陵地なので見晴らしがよく、眼下には海が広がっています。

海が見える場所を通るたびに、自転車を停めて眺めてました。おかげであまり進みません。

 

途中で公園があったので、休憩を兼ねて立ち寄りました。

この宮川公園には風車が2台設置されています。道路を挟んだ反対側には駐車場もあります。

 

宮川公園から少し行くと緩やかな下り坂になり、下ったところには「盗人狩」の入口があります。

以前は人気の釣り場でしたが、現在、周辺は駐車禁止になっています。

盗人狩の由来ですが、「昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖(高さ約30メートル)と怒涛のさか巻に、ぞくぞくと身振いして足がすくんで動けなくなり、たやすく捕まったという。」それで「ぬすとがり」と呼ばれるようになったそうです。

 

ここから毘沙門トンネルまでは緩やかな上りになり、トンネルを抜けたら江奈湾まで少しだけ下り坂になります。

この辺りは車も少なく走りやすかったです。

道は平たんなのですが、この頃から膝を曲げると痛かったり、足が重く感じるようになりました。

 

ここから上り坂になります。歩道の草木が放置されて通行の妨げとなっていて、とても自転車に乗って進めません。仕方なく草木を避けながら自転車を押して上りました。

 

何とか坂を上り、スマホのナビを頼りに道を進んで行ったのですが、周りが畑ばかりであってるのか少々不安になります。

途中でペットボトルのお茶がなくなり、コンビニに寄りたくなりましたが、周りには畑しかありません。

 

そして、なんとか12時15分頃に「剱崎」に到着しました。

 

ここ剱崎は「かながわの景勝50選」に選ばれているほど景勝に優れています。

剱崎まで来ると海水もきれいです。

剱崎の名前の由来の看板がありました。

「江戸時代の頃、幕府の官材を積んだ五百石船が、この沖で暴風のために難破してしまい、海底に沈んでしまった。海南神社の神主が海に剣を投げて龍神の怒りが解けるよう祈ると、海が穏やかになり、海底に沈んだ官材も浮かび上がったという。」

この事件以来、剱崎というようになったそうです。

 

剱崎の読みには、かつては「つるぎざき」と「けんざき」がありましたが、今は「つるぎざき」に統一されているそうです。

三浦の海岸を自転車で行く

剱崎を出発したら、北上して三浦海岸を目指します。

途中にヤマザキショップがあったので、ようやく飲み物を買えました。

向こうに見えているのは三浦の海(金田湾)です。

 

しばらくして菊名海岸に到着です。ここは三浦海岸よりも南にある海岸です。

三浦・津久井浜海岸はウィンドサーフィンをしている人が多いですが、この辺は人が少なく空いてました。

 

13時頃に「三浦海岸」の交差点に到着しました。この辺りまで来ると、車の交通量も多くなってにぎやかでした。

ビルやマンションといった建物も出てきます。住宅も多いのでピザーラやマクドナルドがありました。

 

海の横を自転車で走るのは気分が良いのですが、交通量が多く、道幅が狭い場所もあります。

京浜急行線の津久井浜駅入口です。134号線沿いには、海が見える飲食店が建ち並んでます。

 

長沢海岸で少し休憩です。長沢にあるローソンの駐車場は、海が目の前で眺めがよかったです。

 

途中にあった「長岡半太郎記念館・若山牧水資料館」

 

三浦海岸とはここでお別れして、久里浜を目指します。

次回は、北下浦海岸通りのルートで来るのもいいかなと思いました。

「行政センター東」という交差点で信号待ちしていたら、五重塔と大仏が見えました。

久里浜霊園にある塔と大仏のようです。

長沢から久里浜を通って浦賀へ

長沢から久里浜までは、4キロくらいとたいした距離ではありませんが、坂が続く上、道路が狭いのでしんどかったです。

野比駅入口。正式には「YRP野比駅」といいます。

 

「尻こすり坂通り」を通って久里浜を目指します。尻こすり坂の由来は、荷車の尻がこすれるほどの坂だったからです。

ここで水分補給をかねて休憩しました。ここからは下り坂なので楽です。

 

14時に久里浜に到着しました。ここで京急久里浜駅前に行ってみました。

 

京浜急行線の久里浜駅前です。

今までは、横須賀市内で横須賀中央に次いで発展してるのは追浜駅だと思ってましたが、久里浜の方がスーパーも多くにぎやかでした。

久里浜の交差点は何度か通ってますが、京急の久里浜駅前まで来たのは初めてです。

 

京急線の久里浜駅と比べると、JRの久里浜駅前は何もなくさびしい感じです。

 

「夫婦橋」交差点まで戻って次は浦賀を目指します。

ここからは浦賀通りを通って行くのですが、緩やかな坂が続くので意外としんどいです。

「久比里坂上」交差点

 

坂の途中に「浦賀港拓道碑」があったので寄ってみました。

ここ久比里坂は、峯島茂兵衛という人が明治四年に切り開きました。

茂兵衛は、江戸時代末期に久里浜(八幡村)から江戸に出て、財を成した人物だそうです。

写真左が拓道の碑です。

 

横須賀は坂が多いので、道路沿いには階段がたくさんあるのですが、他ではなかなかお目にかかれないような超ロング階段も見れたりします。

 

夫婦橋から12,3分で浦賀の渡し場に到着しました。この渡し船に乗れば、大人200円で向こう側に行けます。

 

浦賀の渡しの近くに叶神社があります。

港を挟んで反対側にも叶神社があります。東叶神社と西叶神社です。

叶神社はパワースポットとして知られていて、西叶神社の勾玉を東叶神社の袋に入れてお守りにすると、恋愛が成就するという言い伝えがあります。

東叶神社の階段を登った先には、勝海舟が訪れて断食をしたという碑があります。

 

浦賀ドックです。レンガ造りのドックは貴重なんだそうで、国内では浦賀ドックだけが見学できます。ただし、イベントがないと中を見れません。

 

東叶神社

観音崎から国道16号線を北上

観音崎・馬堀まで来くれば、ここからは自転車で帰ったことがあるので安心感があります。

馬堀からは16号線をひたすら北上するだけです。

 

途中、横須賀中央のやよい軒に寄りました。今回は新メニューのすき焼き定食にしました。

松屋の牛鍋膳や吉野家の牛すき鍋膳と比べると肉が少ないですが、白菜やうどん等が入っています。松屋の牛鍋膳や吉野家の牛すき鍋膳は肉がメインですが、やよい軒のすき焼き定食はバランスよく栄養が摂れる感じです。

やよい軒で食事した後、ヴェルニー公園には15時50分に到着しました。

ヴェルニー記念館に少しだけ寄ったのですが、こちらの大砲は戦艦陸奥のものだそうです。

 

田浦にあるファミリーマートで最後の休憩をしました。

時間的に今から帰れば夕陽が見れるかと思い、急いで帰ることにしました。

六浦交差点で左折する予定でしたが、ナビだとここの交差点を左折して六浦駅前を抜けろとのことなので従います。

 

逗子駅に着いた頃には17時をまわってました。

夕陽を見るために急いだのですが、スマホで調べたら今の時季は17時に日が沈むとのことで間に合いませんでした。

 

結局、海岸に着いた頃には夜景みたいになってました。

でも、何事もなく帰ってこれたので、一安心といったところです。

おわりに

普段はあまり運動しませんし、移動も車かバイクなので、無事に帰ってこれるか心配でしたが、これといったトラブルもなく戻ってこれました。

次の日は絶対筋肉痛になるだろうと思ってましたが、先週行った観音崎がいい感じで予行演習になったのか何ともありませんでした。

自転車に乗るようになってから、体の調子が良く、また、関節も柔軟になって軽くなった感じです。

やはり適度な運動は大事なのかなと思い、引き続きママチャリでいろいろな場所に行こうと思います。

 

ママチャリで三浦半島を回るなんて信じられないと思ってましたが、やってみると意外と楽しかったです。

少し日を開けてまた行きたいと思います。

 

飲み物代 560円

マクドナルド 450円

やよい軒 890円

合計 1,900円

所要時間 9時間30分