「写真撮影上達テクニック」という講座を受講してきました。
数年前から史跡・景勝地めぐりをするようになってからというもの、デジカメを常に持参して気になる場所があったら写真を撮るようになりました。
スマホでも写真を撮っているので、毎日のようにどこかしらの写真を撮っていますが、思うようにうまく撮れないことも多く、前々からどうにかしたいと思ってました。
そして、たまたま見つけた講習がこの「写真撮影上達テクニック」の講座でした。
写真がSNSやブログの集客にも影響する
講師によれば、インスタグラムやツイッターといったSNSや、ブログでは、写真の見栄えや写真の枚数が集客に影響を与えることも多いそうです。
ある消費者に対するアンケートでも、お客さんがサービス会社を選ぶ際の基準では、ホームページで写真が多いことや会社の雰囲気が伝わる写真を使っていることが上位になってました。
写真を日常的にあげているような業種、例えば不動産業界なんかは物件写真の出来が集客にも影響するといわれています。
写真が多い商品は視覚に訴えられるので、見る人の理解につながりやすいといえます。
反対に写真が少ない商品では、情報が少ないので、お客さんが購入に踏み切れないなんてこともよくあるそうです。
写真が多い商品、会社ほどホームページからの問い合わせが実際に多いそうです。
不動産のポータルサイトでは、写真の数が多い方を上位表示すると担当者が言ってましたが、これはお客さん受けが良いからです。
ブログやインスタグラムも同様で、いい写真がフォロワーを増やすことにつながります。
最近のデジタルカメラの傾向
管理人は、このセミナーを受講した際に、昔に20万円以上して買ったカメラを持参して講師の人に見てもらいましたが、やっぱり古いみたいでした。
それとスマホの性能が上がったことで、現在のカメラ市場では、レンズ交換ができないデジカメは生産しなくなったそうです。
あまりカメラのことはよく分かりませんが、安いデジカメならスマホの方が性能がいいので、スマホで十分とのことです。
管理人は今後も併用していくことにしました。
管理人のように、デジカメについて何も知らないど素人でも、基本を知るだけで驚くほど写真のスキルはあがるそうです。
ちなみに、今回教えてもらった基礎知識は、全部初めて知りました。
デジカメとフラッシュ
デジカメには、明るさを認知する機能があるそうで、明るい時と暗い時を勝手に認知してくれるそうです。
では、明るい時と暗いとき時とで何が違うかというと、シャッターのスピードに違いが出るそうです。
シャッターのスピードが速いと、写真全体が暗くなり、昼間でも暗い写真になるそうです。
反対に、暗い時は、シャッターのスピードが遅くなり、写真全体が明るくなります。
今までは、暗い時にはフラッシュを使用してましたが、フラッシュはあまり使わないそうです。
フラッシュを使用すると光が届く部分だけが明るく撮れ、光が届かない部分はフラッシュを使用しないよりも暗くなるそうです。
よくあるのは、フラッシュがとどく手前は明るくて、フラッシュがとどかない奥は肉眼で見るより暗く写るなどです。
なので、夜景を撮影する時は、フラッシュを使用しないのが原則なんだそうです。
記者会見などでは、明るいのにフラッシュをたいているのを見ます。
しかし、あれは例外で、フラッシュを使用することでシャッタースピードを速くしているそうです。
フラッシュを使用するとシャッタースピードが速くなるので、手ブレ防止になるそうです。
デジカメの「半押し」を活用する
デジカメのシャッターボタンを少し押すと、画面の色が変わったり、音がしたりしますが、これが「半押し」の状態です。
一度半押しをして、画面の枠の入りが変わってからさらにシャッターを押せば、タイムラグが起こらないので手ブレ予防にもなります。
管理人は、半押しを知らなかったので、手ブレが多かったようです。
また、半押しの状態になると、距離と露出が固定されるので、同じ場所・同じ明るさなのに雰囲気の異なる写真が撮れたりします。
例えば、夜に外の暗がりで半押ししてから部屋の写真を撮るのと、部屋の照明で半押ししてから部屋の写真を撮るのとでは、全然明るさが異なるはずです。
一度、暗がりで半押しすると、カメラが明るく撮ろうとするので、そのまま部屋の写真を撮ると写真が真っ白なくらいに明るくなります。
スマホの場合は、半押しができませんが、画面の暗い個所に指で触れると画面が一度明るくなります。
露出補正機能を使う
テクニックを使わなくても、明るさを調整できるのが「露出補正」の機能です。
露出補正機能は、デジカメを「オートマ」にしているとできませんが、オートマを解除すると設定ができるようになります。
-2~+2の範囲で変えてみると、画面が明るくなったり暗くなったりします。
プラスにすると明るくなり、マイナスにすると暗くなります。
露出補正機能だけでも随分と印象が変わります。
比較的新しいスマホの中には、撮影画面で横に指をスライドすると明るさを調整できるものもあるそうです。
グリッド機能を使って写真を撮る
ほとんどのデジカメとスマホについている機能に「グリッド」機能があります。
グリッド機能に設定すると縦と横に何本かのラインが表示されます。
このグリッド機能をうまく使えば、建物が斜めになっているということも少なくなるはずです。
特に建物と縦の線を意識するときれいな写真が撮れるようになります。
垂直の写真と曲がった写真とでは、垂直の写真の方が見ている側のストレスが減るそうです。
撮影範囲を広くする
今回の講習で特に勉強になったのが「画角」の話です。
画角というのは、写真の範囲のことをいい、撮影範囲を広く撮ることをすすめられました。
画角が小さいほど広角とのことで、画角は結構重要なんだそうです。
画角は、カメラによって決まっていて、デジカメよりもアイホンの方が画角が狭いそうです。
画角が狭い場合は、広角レンズを使ってみるのもいいとすすめられました。
広く撮って画像を切り取るなどしたほうが写真が見やすくなるそうです。
この辺は、いまいち分からなかったため、今度、写真を撮る機会があるときに確認してみます。
その他のテクニック
ISO感度をつかうと暗い場所でも明るくできたり、シャッターのスピードを変えることができるそうです。
絞り機能を使って光の量を調整することもできるそうです。
今回の講習で学んだことのまとめ
・SNSやブログでアクセスを少しでも増やすためには写真も重要である。
・フラッシュは基本的には使わない。
・明るいとシャッターは早くなり、暗いとシャッターは遅くなる。
・半押しをうまく活用する。
・グリッドは使うようにしたほうが真っすぐに撮れる。
・露出補正を使うと明暗が調節できる。
・広く撮るようにするといい。
・明るさ、真っすぐに撮れてるか、広く撮るといったことを意識する。
今まで自分がやっていたことの中には、間違っていたことも多かったです。
デジカメって思っていた以上に奥が深いようです。
現在はスマホを二台持ちにして、一台を最新のものにしたのでデジカメはほぼ使ってません。