日曜日は天気が良かったので、実家からバイクで横須賀市秋谷の立石公園に行ってきました。
立石公園の隣には、無料の駐車場と駐輪場があるので、そこにバイクを停車して秋谷海岸で持参したシートを広げて、シートに寝ながら読書してました。
管理人は天気が良い日に寝ながら読書するのが好きで、源氏山公園、由比ヶ浜、逗子海岸、大崎公園、荒崎公園、海の公園などで経験済みです。
家から持参した本は、2015年に「駆け込み女と駆け出し男」として映画にもなった、井上ひさし氏の「東慶寺花だより」です。管理人は見たことありませんが、ひょっこりひょうたん島で知られる人です。
「駆け込み女と駆け出し男」も観に行きましたが、登場人物はいずれもワケありで個性豊かなので面白いです。管理人の中では2015年に観た映画で一番面白かった作品です。おすすめ。
東慶寺花だよりは、まだ3分の2くらいしか読んでませんが、映画とはかなり違う内容でした。
映画を観ただけでは、駆け出し男の意味がよく分かりませんでしたが、小説を読んでやっと分かりました。
小説には、鎌倉に住んでいる人にとって馴染みの寺院や地名が出てくるので、鎌倉の住人だったらより楽しめると思います。
朝食を食べてから9時頃に鎌倉を出て、立石公園へは国道134を使って行きましたが、天気が良いと道路沿いから富士山が見えます。
この辺りは東京から1時間ちょっとで富士山と海が見える数少ない絶景スポットです。
三浦半島の西側には、海と富士山が見える場所が多くあります。海沿いは障害物がないので、天気が良ければ富士山と江の島が見えます。
三浦市の方へ行くと半日がかりなので、今回は鎌倉から葉山までの範囲にある、富士山と江の島が見える人気のスポットを回ってました。
鐙摺城址(あぶみずりじょうし)からの富士山
最初は、鐙摺城址(あぶみずりじょうし)に行きました。
鐙摺城址は、現在の葉山にあった城跡で、渚橋から近いところにあります。
滑川から渚橋までは、ひたすら国道134号線を南下するだけですが、登り口が分かりにくいので意外と気づかずに通り過ぎる人も多いです。
国道134号線は海岸沿いにあるので、天気が良い日はバイクを走らせていると気持ちいいです。
鐙摺城は、三浦半島西側にあった25mほどの小山に建っていた、三浦氏の一族である大和田氏の城と伝わっています。
鐙摺の名前は、三浦を訪れた頼朝がこの山に登った際に、鐙が摺れたからだそうです。そのままですね。
石橋山の合戦の後、この山で三浦義澄が旗を立てたことから、旗立山とも呼ばれています。
鐙摺城址は、現在整備されて柵が設けられています。
奥には伊藤祐親の供養塔と案内板があります。
伊藤祐親は、平家に敗れて伊豆に流された源頼朝の監視役だった土地の豪族でした。
祐親が上洛している間に祐親の娘と頼朝の間に子供が誕生しますが、平家を恐れた祐親は頼朝の子供を殺してしまいました。
その後、頼朝は挙兵し、石橋山の戦いでは敗れましたが、安房に逃げて勢力を盛り返し、関東を制圧します。
曽我物語によれば、関東を制圧した頼朝の軍に祐親は捕らえられ、鐙摺で処刑されたそうです。
鐙摺城址からは、江ノ島と富士山が見えます。手前に見えているのは葉山マリーナの施設です。
森戸海岸から見た江の島と富士山
森戸は正月に訪れているので、森戸海岸には少しだけ寄りました。
森戸海岸には、葉山の総鎮守である森戸神社があります。
森戸神社の境内から見える富士、箱根、伊豆半島は、森戸の夕照としてかながわの景勝50選にも選ばれています。
この辺りの海岸も障害物がないので、富士山と江の島が見れる場所として知られています。
森戸海岸は、波が比較的穏やかとされており、子供連れの家族にも人気です。
ただし、夏場はこの辺りは海水浴客で混雑します。
長者ヶ崎海岸はバイカーが立ち寄る有名な富士山が見えるスポット
長者ヶ崎海岸にある駐車場は、海水浴シーズンを除いた平日は原則無料です。
バイク用の駐輪場はありませんが、空きスペースに置いてる人を見ます。
長者ヶ崎海岸は、美しい夕照が見えることで知られています。
三浦半島にツーリングに来たバイカーが、夕日を眺めに立ち寄ってるのを見ます。
バイクを置けるスペースが国道134号からすぐなので、ツーリングの途中で立ち寄るバイク乗りの人も多いです。
湿度が高かったのでぼんやりとしか見えませんが、天気が良ければ、この場所から富士山も江の島もハッキリ見えます。
駐車場には、かながわの景勝50選の碑が立っており、「長者ヶ崎」として選定されています。
湘南国際村からの富士山の眺め
湘南国際村は、横須賀と葉山にまたがる丘陵地にあります。
途中にある坂からは富士山が見えるので、ツーリング途中に立ち寄る人もいます。
湘南国際村は、多目的に活用できる場所としてバブル期に開発されましたが、バブルが崩壊した後は停滞気味みたいです。
企業の研修施設や研究所、人材交流を目的とした施設が建っており、少ないながら住宅地もあります。
まわりは自然が豊富なのですが、小学校や中学校がなく、スーパーもないので、住むとなるとかなり不便です。
交通の便が悪いので、生活するには自動車やバイクは必須です。
この場所からは、天気が良いと富士山がハッキリと見えます。夕方もきれいな景色が見れます。一番上の公園からの眺めが素晴らしいですが、今回は階段を登るのが面倒なのでスルーしました。
立石公園からの立石、富士山の眺め
湘南国際村から子安の里通りを通って国道に出れば、立石公園はすぐです。
立石公園の隣には無料の駐車場があるので、富士山が見える日は平日でも混みます。
左の大きな岩が立石、右の松が立っている岩場が梵天の鼻です。
ここも富士山が見える絶景スポットとして有名で、かながわの景勝50選や横須賀風物百選に選ばれてます。
歌川広重の「相州三浦秋谷の里」でも知られています。
駐車場の奥の方には、10台ほどの駐輪スペースがあります。
階段を下りて砂浜を歩いてみました。休日なので釣りをしている人も結構います。
管理人以外にも海岸で寝ている人がいました。
ここは横浜から35キロくらいの距離なのに、海水は比較的きれいです。
風は冷たかったですが、太陽の光が反射して波がキラキラと輝いていてきれいでした。
「はい、どうもー」という声がの方を見たら、カメラに語りかけているユーチューバーの三人がいました。
おわりに
横浜と比べるとこっちは田舎ですが、自然が豊かで癒されます。
横浜や川崎と比べると交通の便が悪く、不便かもしれませんが、海が身近なので人気のエリアです。
子供を育てるにはいい環境だと思います。