梅雨が明ければ、いよいよ夏本番ですが、夏といえば海ですよね。
今回は、家族連れが一日楽しめる海辺の「荒崎公園」を紹介します。
荒崎公園は、荒崎として「かながわの景勝50選」にも数えられている場所で、三浦半島屈指の景勝地です。
「横須賀風物百選」にも数えられてますが、こっちはたいしたことないのが多いです。
この日は暖かかったので、原付バイクで行ってきました。
荒崎を訪れるのは10年振り?と思ったら3年くらい前にも来てました。意識してませんでしたが、自分でもお気に入りの場所のようです。
荒崎公園は三浦縦貫道出口から近いので車で行くのがおすすめ
三浦縦貫道は125㏄以上でないと進入禁止なので、124㏄の管理人は国道134号線を進んで行きます。
鎌倉からバイクで行く場合は、国道134号線をひたすら南下するだけです。
国道134号線を南へと進み、逗子と葉山を越えて横須賀に入り、自衛隊の武山駐屯地を越えた辺りにある「荒崎入口」という交差点を右折したら、あとは道なりに進めば突き当りが「荒崎公園」です。
荒崎公園は、武山駐屯地前からバイクで6、7分くらいで着きます。
荒崎入口からけっこう距離があります。
電車を利用して行く場合は、京急久里浜線の三崎口駅からバスが出ています。
三崎口駅から「荒崎」行きのバスに乗っていれば、終点が荒崎公園です。
車の場合は、横浜横須賀線道路の衣笠から三浦縦貫道路を使って林の出口まで行きます。国道134号線を左折し、荒崎入口を右折して道なりに行けば着きます。
荒崎入口から荒崎公園までの道は、漁師町といった雰囲気でした。
途中で実際に漁師さんも何人か見かけました。
荒崎公園まで静かな道を通るので、初めての人だと「本当にこの先に公園があるのか」と疑う可能性は大いにあります。
荒崎公園の駐車場に着いてみると、バイクでツーリングしている人が数名来てました。
荒崎公園の駐車場
車で荒崎公園に行った場合は、90台近くの車が駐車できる駐車場があります。
土日と夏季は、1日1,000円の有料ですが、夏季以外の平日は無料となります。
バイク置き場も無料スペースがあるので、ツーリングの途中で寄るのもいいかもしれません。
早朝だったので駐車場が開いてませんでしたが、8時になって開きました。
駐車場の営業時間は、2~4・10月は8:00~18:30、5~9月は8:00~19:30、11~1月は8:00~17:30です。
犬を散歩させている人を数名と釣りをしている人を数名見かけましたが、地元住民の散歩コースにも使われているようです。
平日はガラガラですが、夏休みは子供連れで賑わいますので、早く行かないと停車できないかもしれません。
荒崎公園の早朝の様子
管理人が行ったのは早朝だったので、日中と比べると雰囲気が違うかもしれませんが紹介します。
公園内には、所々に休憩スペースがあります。
夕日の丘からは、季節や天候によっては、富士山や箱根・伊豆も見えますが、管理人が訪れた際は何も見えませんでした。
富士山が見えるときはこんな感じです。
公園内には、夕日の丘の他、ピクニックの丘、ソレイユの丘などの丘がいくつかあります。
ここには、かつて長井城があった場所とされています。
荒崎は景勝が素晴らしく、家族で週末をのんびりと過ごすのに適してます。
管理人が行ったのは早朝でしたが、夕日の丘から見える夕陽が絶景です。
峡谷を流れる川みたいな眺めです。少しだけ感動してしまいました。
どんどんびきです。
公園の海岸部には、荒崎ハイキングコースが相模湾に面した美しい岩場に沿ってつくられており、三浦半島屈指の景観を楽しむことができます。「夕日の丘」の展望台からは富士山や天城連山などが望めます。さらに富士山のシルエットをバックにした相模湾の景色はまさに絶景です。
周辺で新鮮な海の幸に舌鼓を打ったり、長浜海岸で海水浴やマリンスポーツを楽しむこともできます。横須賀市「荒崎公園」 https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4130/sisetu/fc00000433.html
公園内には、横須賀市による荒崎海岸の解説看板もありました。荒崎の奇勝と歴史についての解説です。
このあたりの海岸の岩石は、数千万年前、まだ三浦半島が海底であったころに堆積した黒くて硬い凝灰岩と、白くて軟らかい砂岩・泥岩の層により形成されています。またこの2種類の岩石の層は洗濯岩のような凸凹をした特殊な地形となっています。
これは、岩石の硬軟の差により起こる水や風などの外的な力による差別侵食ばかりでなく、水分を吸収して膨張収縮しやすい砂岩・泥岩層が、水分を吸いにくい凝灰岩層との間で長い年月をかけて変化してきたためと考えられています。
右手にある海中に突き出した小高い岩山は城山と呼ばれ、頂上にわずかの平地を残し周囲は絶壁となっています。かつてここは、鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡といわれています。
また幕末のころには幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。
ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和32年に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。
このことは当時、この近くにかなり大きな集落があったことを物語り古代から生活するのに適した所であったことが創造できます。
潮騒が快いこの海岸からは、相模湾越しに右手から丹沢山塊、箱根連山、霊峰富士、伊豆半島、大島と遠望することができ、特にあかねに染まった夕景は、筆舌に尽くしがたい美しさです。昭和52年12月
横須賀市
荒崎公園の岩場が素晴らしい
荒崎公園の岩場は、複雑に入り組んだリアス式海岸です。
鎌倉、逗子、葉山の海と比べると、すごく荒々しく感じる岩場です。
当日は、富士山が見えませんでしたが、相模湾を一望出来て雄大な景色を堪能できました。いい感じの松も生えてます。
先に見えるのは三浦の油壷あたりでしょうか。
この坂を上った先に展望台みたいなのがあって、そこからの眺めが大変すばらしいです。
左に下りると、三浦半島一周サイクリングのマイルストーン(タカアシガニ)があります。マイルストーンは、三浦半島に8か所設置されています。
マイルストーン目当てに、自転車で三浦半島を一周するのも楽しそうです。
荒崎の岩場を歩いてみましたが、自然が作り出す景観がとても素晴らしかったです。
この辺りの海水は、鎌倉と違ってきれいです。
公園内には、いくつかの丘があって、展望台、見晴台のようなものがあります。ここからの眺めが絶景です。
岩場なので、釣りや磯で遊ぶのにも向いています。海水がきれいなので、横浜や湘南ではあまり見かけない生き物も見ることができます。
機会があれば、夕陽も紹介したいと思います。