観音崎の碑

前回、ママチャリを知り合いから売ってもらったのを記念に朝比奈峠を越えて海の公園に行きました。

鎌倉から朝比奈峠を越えて海の公園(金沢八景)へママチャリで行ってきた

海の公園に行ってから数日が経ち、ママチャリに乗って街中を走っていた時に気づいたのですが、もらったママチャリには変速ギアが付いてました。

ギアに表示される数字の部分がひび割れて見えてなかったのと、分かりにくいギアチェンジだったこともあって気づきませんでした。

変速ギア

 

早速、ギアを試してみるため、ハイランド入口から鎌倉・逗子ハイランドを越えてみました。

一番軽いギアにすれば、坂でもこぐのは楽なのですが、なかなか前に進みません。とはいえ、時間はかかりますが確実に前には進むので、ママチャリ遠征にはかなり使えそうです。

そして、計画したのが横須賀の観音崎へのママチャリ遠征です。

三浦半島一周とかに比べれば、屁みたいなものかもしれませんが、自転車初心者にとってはなかなかの距離です。

観音崎を目指して10時に出発

横須賀の観音崎を目指して10時過ぎに出発しました。

鎌倉八幡宮鳥居

 

別願寺・安養院の前を通って踏切を渡り、小坪トンネルを越えて逗子に出たのですが、小坪トンネルまで坂が続きます。

ギアを低速にすると自転車をこぐのは楽になりますが、前にあまり進まないので結構疲れます。何とか小坪トンネルまでたどり着いたところで少し休憩しました。

おそらく自転車が重過ぎるからきついのだと思います。今まで保有した中でも最も重い自転車なのは間違いありません。

坂を上ったら、今度は坂を下って行くだけなので楽です。

逗子駅の前を通り、東逗子駅近くの道をひたすら横須賀の田浦に向かって走ります。

逗子インター出入り口から田浦(沼間隧道・トンネル)まで坂ですが、ギアがあるので何とかなります。

坂をママチャリで走ると、平坦がいかに楽かよく分かります。平坦ならいくらでも走れます。

 

京急田浦駅近くの「船越町」交差点にたどり着いた頃には11時近くになってました。

船越町交差点

ここから走水までは平たんな道が続くので楽です。ただ、トンネルの道幅が狭く、歩道だとなかなか進めないし、車道だとクルマに時々あおられます。

 

せっかく田浦まで来たので、少し寄り道をしました。

明治になって横須賀に鎮守府が置かれると、田浦には海軍の軍事施設が築かれました。

比与宇トンネル。かつて比与宇エリアには、軍の弾薬庫や火薬庫があったといわれていて、比与宇トンネルは軍事用のトンネルとして使われてました。

 

寄り道したので少し遅れましたが、横須賀駅に到着しました。

横須賀市内にはJR線と京浜急行線が走ってますが、JR線よりも京浜急行線の方が電車の本数が多いので利用者が多いです。横須賀の名が付く駅なのに駅前はさびしいです。

ヴェルニー公園

横須賀駅前には、有名なヴェルニー公園があります。公園の横須賀駅側には、ヴェルニー記念館があって、無料で見学できます。

ヴェルニー記念館

ヴェルニー記念館の開館時間は9時から17時まで、休館日は月曜日となっています。

 

ヴェルニーは、明治政府に招かれたフランス人技師ですが、横須賀製鉄所や海軍施設など、横須賀だけでなく日本の近代化に貢献した人物です。

ヴェルニー公園はその名の通り、ヴェルニーの名を取ってつけられています。

功績を記念して建てらたのがヴェルニー記念館です。

これから向かう観音崎には、日本で最初の洋式灯台がありますが、その洋式灯台の建設にも設計で携わっています。

公園内からは軍船や潜水艦を眺めることができます。他の都市の公園では見られない、何とも横須賀らしい光景です。

12時頃まで公園内を見学してから、再び観音崎を目指して出発します。

三笠公園

途中で信号待ちをしていたら、左手に「三笠公園」の文字が見えたので、少しだけ寄りました。

三笠公園も横須賀を代表する公園の一つです。

ここの公園内では、日露戦争で活躍したという戦艦三笠を見学できます。

三笠公園と書いてありますが、ここから公園の三笠がある場所までは距離があります。

国道16号線を一本入ると、英語表記の古着屋や飲食店があって、異国っぽい雰囲気を味わえます。

 

公園に入ると、日露戦争で活躍した東郷平八郎の像が立っています。

記念館三笠の中を見学する場合は、大人600円かかります。

公園の奥からは猿島が望めます。

横須賀から観音崎まで

三笠公園を出た後は、よこすか海岸通りを通って東に向かいます。

三笠公園から走水までは、坂がないので悠々と自転車を走らせることが出来ます。ここはサイクリングに最適なコースです。

道路にはヤシの木が並んで日本っぽくない感じです。平たんな道がありがたく、海の横を走るので気分良く走れます。

 

馬堀海岸沿いには海が目の前の遊歩道があり、うみかぜの路と呼ばれています。このうみかぜの路には、高校生の絵が15作品連なって描かれています。

こんな感じで「海や港と横須賀」をイメージしてた作品が並んでいます。とてもさわやかで見ていてすがすがしくなります。

 

通り沿いからは猿島もよく見えます。この日はみなとみらいの建物も見えました。

 

走水からは坂が続きます。ママチャリにとっての最後の難所です。

ギアがあってもママチャリだと息が上がります。

息を切らして上っている横をクロスバイクが楽そうに走ってるのを見て、クロスバイクが欲しくなってしまいました。

 

場所は横須賀の東端ですが、破崎緑地の展望デッキからは、天気がよいと富士山が見えます。

ここの展望デッキは、富士山と夕陽が美しい穴場スポットです。

 

観音崎は、江戸湾の出入り口にあるので、国防の重要地とされ、砲台が築かれたそうです。前方のマツの下には砲台跡があります。

 

走水神社にも立ち寄りました。

この地から日本武尊が房総半島にわたったという言い伝えがあります。

 

観音崎の少し手前に横須賀美術館があります。緊急事態宣言解除後に行きましたが、この美術館には横須賀ゆかりの画家の作品が展示されています。

 

寄り道も多かったので、観音崎に着いた時は13時をまわってました。

観音崎に来るのは夏以来?です。この観音崎は管理人もお気に入りの場所の一つです。観音崎の魅力は海よりも砲台跡にあると思ってるので、是非歩いて見学してみてください。

 

敷地内は、バーベキュー利用者でにぎわってました。

山の上に見える白い建物が観音崎の灯台です。ここの灯台は300円払って上ることができます。

 

疲れていても海を見るとテンションが上がります。

海を見ながら岩場に座って休憩してました。

帰ろうと思って立ち上がると、疲れたのか足がメチャクチャ重く感じました。

運動不足で疲労感が半端ないですが、頑張って来た道を帰ります。

おわり

帰る途中、国道16号からほど近い、横須賀のやよい軒に寄りました。

やよい軒は横浜にもあるので10日に1回くらいのペースで行きますが、横須賀のやよい軒は初めて行きました。

今回は彩野菜と鶏の黒酢あんかけにしました。大戸屋の鶏と野菜の黒酢あんかけに似てます。

 

今回は往復で50キロ近く(寄り道を含めると60近く)走りましたが、坂道が少ないので前回より楽でした。

ママチャリでも平たんな道ならいくらでも走れそうです。でも、やっぱり横須賀市に出るまでは坂が多いのでしんどかったです。

汐入付近で抜かれたクロスバイクに試しについていったのですが、京急田浦に着いた頃にはかなり差をつけられてました。

 

寄り道も多かったので、家に着いた時は16時近くになってました。

次は城ヶ島方面に行きたいと思います。