2018年5月に急死して殺人がうわさされている、野崎幸助さんが書いた「紀州のドン・ファン」を今更ながら読みました。
紀州のドン・ファンこと野崎幸助さんは、2018年5月に急死しましたが、不審な点が多く、警察は殺人事件として調査していますが、いまだに犯人が捕まっていません。
事件から2か月後には、犯人逮捕秒読みなどとニュースで取り上げられてましたが、全然解決しそうにありません。
それどころか、奥さんや家政婦さんの近況を今もマスコミが面白おかしく取り上げています。
追記:その後、2021年4月に元妻の須藤早貴容疑者が逮捕されました。
紀州のドン・ファン怪死事件
2018年5月24日、和歌山県の自宅で紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏が倒れ、その後、死亡が確認されました。
野崎さんの遺体からは、大量の覚せい剤が検出され、和歌山県警は殺人事件として調査に乗り出しました。
野崎さんが死亡した時、家には22歳の奥さんと家政婦しかおらず、野崎さんの部屋から音がしても誰も寝室に向かわなかったことから、犯人逮捕は時間の問題などと言われました。
しかし、実際は決定的な証拠がつかめていません。
また、捜査しているのが「和歌山ヒ素カレー事件」で真相を解明できなかった和歌山県警であることから、今回も事件の迷宮入りが騒がれています。
最近では、事件の解明よりも野崎さんの相続問題ばかりが取り上げられるようになりました。
野崎さんの親族は、遺産をめぐって22歳の奥さんと険悪なムードになっているそうです。
奥さんと子供、両親などは、遺留分(最低限の保障がある)がありますが、兄弟姉妹は遺言で排除できる(遺留分がない)ことから、兄弟姉妹に1円も遺産がいかない可能性もあります。
そのせいか、電車の中吊り広告に遺言の偽造があるといったことが書いてありました。
さて、真偽のほどはいかがでしょう。
紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男
戦後まもない昭和20年代半ば、和歌山の田舎でひとりの少年が性に目覚めた。美女と付き合いたい。それには大金持ちになるのが一番だ。そう決心して以来、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業となんでもやった。そして手に入れた億単位のカネと、美女に囲まれて暮らす日々。たとえ他人に馬鹿にされようと、本気で願えば夢は叶う。
「本の裏表紙から」
野崎幸助―――1941年(昭和16)、和歌山県田辺市生まれ。酒類販売業、不動産業などを営む実業家。地元の中学を卒業後、鉄屑拾い、訪問販売員、金融業など様々な商売を手掛け、裸一貫で億単位の財を成す。2016(平成28)年2月、50歳下の愛人に6000万円相当の金品を盗まれたとしてワイドショーなどで話題に。
これまで付き合った女性の数は4000人、そのために注ぎ込んだ金額は30億円はくだらないという。
とんでもない男がいた!幼いころから「美人と付き合いたい」と願い続け、そのためには大金持ちになるのが近道と、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業など様々な商売を経て、裸一貫から成り上がった男の痛快自伝。商売が上手くいくコツ、金持ちになるための心構え、女性を口説く技から、75歳になってクスリいらずの生涯現役法まで、すべてを赤裸々に語った!
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紀州のドン・ファンを読んでみて
75歳にして「若い女の子とエッチしたい」ということを公言しているだけでも面白い人ですが、この人の歩んできた人生が美女とのエッチが原動力になっていてそれだけで驚きです。
中学校を卒業後、コンドームの訪問販売を思いつき、まわりの先輩のアドバイスを受けながら財を築きました、その後、金融業を始めるなどしてさらに財産を築いていくといった半生が立身出世の物語みたいで楽しめます。
テレビで初めて見たときは、ただの嫌味な成金スケベじじいに見えましたが、ただ者ではありませんでした。
様々なシーンも苦労しながら知恵を絞って乗り切り、70歳代になっても電車できれいな子を見つけたらナンパするなど、テレビで見たときのイメージとは違い、ここまで本能に正直だとむしろ好感が持てました。
本の中では、ピンチやチャンスをどのようにして乗り切ったかも書いてあり、下手なビジネス書よりも面白くてためになります。
著者は、自分が若いのは毎日エッチのことを考えているからと言ってましたが、テレビで著者を見たときは年相応だと思いました。