管理人が独立し頃は、商売をする場合はポータルサイトの活用が当たり前でした。
ポータルサイトというのは、検索するときに入口となるサイトのことです。
例を挙げると、不動産探しをするときに多くの人が利用する、〇ットホームやyahoo不動産といったネットで不動産と検索すると表示されるあのサイトです。
〇ットホームやyahoo不動産は、自ら不動産業務を行いませんが、不動産探しに特化したサイトを作り、不動産業者に使わせることで収益を獲得しています。
求人サイトなどもそうです。
リ〇ルート、〇たら〇ねっと等の広告会社が、求人に特化した際をサイトを作り、求人募集したい会社がこれらのサイトを利用します。
特に不動産業界は、他の業界よりも遅れているといわれていて、いまだにポータルサイトに依存している企業がたくさんあります。
3つの情報発信(広告・メディア)について
よく使われる情報発信には、大きく分けて3つあります。
ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアと呼ばれる3つがそれで、これらを合わせてトリプルメディアともいわれます。
それぞれのメディアには、メリットとデメリットがあるので、うまく使い分けることが重要です。
とはいえ、リスクのあるやり方はできれば避けたいというのが本音です。
特に独立したばかりの頃は、いかに限りある現金を有効できるかが重要です。
ペイドメディア
ポータルサイトに代表される「ペイドメディア」は、お金を払うことで集客する方法です。
ポータルサイトからリスティング広告に主流が変わりましたが、リスティングは費用を払って集客するのでペイドメディアです。
他のペイドメディアの例としては、お金を払って情報誌や新聞等に掲載させてもらう方法があります。
ポータルサイト等のペイドメディアでは、運営会社がコンプライアンスやガイドラインを重視するので、利用者にとっては信頼度が高いといえます。
ペイドメディアは、集客について何より即効性があり、事業を新しく始めた人には強い味方となります。
ブロガーやアフィリエイターの中にも、サイトを早く知ってもらうためにペイドメディアを活用している人はいます。
デメリットは、やはり費用がかかるということです。
ポータルサイトだと月額制で、リスティングだとワンクリック当たりで費用がかかるのが一般的です。
また、ペイドメディアを使って情報発信しても、一過性のものなので資産になりません。
そのうえ発信できる情報の内容が運営会社のガイドラインによって決められているので、他社との差別化も不可能です。
管理人もペイドメディアに毎月何十万円も利用していたことがありますが、自分の中では独立して最初の失敗がこれでした。
オウンドメディア
管理人が主軸にしたいのが「オウンドメディア」です。
オウンドメディアは、自社で運営するメディアのことをいいます。
ホームページやブログで訪問者の役に立つ記事を発信し続けることで、コンテンツがストックされていき、やがてサイトが大きくなります。
ただし、オウンドメディアは効果が出るのに時間がかかります。
オウンドメディアのメリットには、まず発信できる情報が自分で決められるということが挙げられます。
何を発信するかが自由なので、コンテンツに写真や動画を埋め込むといったこともできます。
何より情報発信したコンテンツが、資産化できるというのが一番の魅力です。
ただし、ネット上に認識されるのに時間がかかるというデメリットもあり、その間をどうするかが問題です。
アーンドメディア
TwitterやFacebookといったSNSが「アーンドメディア」の代表例です。
アーンドメディアには、いいねや書き込みが簡単にできるのでお客さんとのコミュニケーションが簡単に図れます。
SNSはいずれも費用がかからないので、もっとも手軽に始められるメディアです。
また、オウンドメディアとリンクしておけば、ブログの記事を簡単に拡散させることができます。
ただし、発信するのに文字制限があったり、他の人も投稿をどんどんしてしまうので、あまり資産向きではありません。
また、最近はネガティブなことがSNSを通して拡散されることが増えています。
優れた拡散力がメリットですが、裏を返せばデメリットにもなり得ます。
さいごに
管理人も、今まで様々な広告(メディア)を利用してきましたが、今後はオウンドメディアとアーンドメディアをメインにして、ペイドメディアは時々利用するくらいで済まそうと思っています。
ネットの世界の進化は早く、トリプルメディアも今では時代遅れとなりつつあるようです。