鎌倉は以前から観光客が多かったのですが、今はさらに増えた気がします。
行政の方でも鎌倉を「武士の古都」と宣伝しているので、日本の文化に興味を持つ外国人も多いです。
昔は欧米人が多かったのですが、ここ最近はアジアからの外国人が多くなり、特に東南アジア、中国人が増えた印象です。
先日、実家に帰ってみると、ギア付きの自転車があったので、その自転車を借りて鎌倉を回りました。
鎌倉は坂が多いので、自転車でまわるのは大変ですが、頑張って行ってきました。
開始早々で自転車で回ったことを後悔
自転車に乗るのは何年振りでしょう……もしかしたら10年以上かもしれません。
一応、ギア付きの自転車で行ったのですが、鎌倉は坂が多いためギアもたいした効果がありません。
ギアを1にしてみると軽いのですが、前に進みません。
ペダルがすごい回転してるのに進まないって、我ながら間抜けに見えてしまいます。
最初、源氏山公園や北鎌倉を散策して、その後に鶴岡八幡宮から由比ガ浜方面に南下して行く予定でしたが、建長寺までの坂が長いので北鎌倉に行くのは諦めました。
源氏山公園も坂が急なので行くのをやめました。
徒歩やバイクだと気づきませんが、鎌倉って平坦そうな道も実はなだらかな坂だったりします。
今思えば自転車のタイヤに空気が入ってなかったから、なかなか前に進まなかっただけな気がします。
海側は、平坦が多いのですが、実は国道134号線沿いもなだらかな坂があります。
ときどき、駅まで平坦で海が見える一戸建て、といった条件で鎌倉で不動産探しをしている人がいますが、よっぽど金銭的に余裕がないと鎌倉では見つかりません。
まず、駅まで平坦で行ける土地が少ないですし、海が見えるのは高台にならないと一戸建てでは厳しいです。
「駅まで平坦の土地」と「海が見える一戸建て」は鎌倉では矛盾しています。
あったとしても相当な資産や収入がないと買えないほど高額です。
一般的な会社員であれば、マンションにするか、鎌倉以外のエリアにしないと、見つけるのは大変です。
とりあえず鶴岡八幡宮を目指す
北鎌倉まで行くのは諦めましたので、とりあえず鎌倉を代表する「鶴岡八幡宮」に行きました。
鎌倉八幡宮の周辺は、外国の人が特に多いです。
土日は観光客だらけなので、家からクルマで出かけるのも大変なんだそうです。そのせいで高齢者でも健脚な人は多いです。
観光地に住むのは、思っているより大変です。京都に住んでる人も観光客がすごいといってました。
その後、鶴岡八幡宮を通って500mほど行った先にある「源頼朝の墓」に行きました。
武士の時代を礎を築いた人物にしては、地味なお墓です。
お墓のある場所も金沢街道から入ったところにひっそりとある感じで目立ちません。
頼朝の墓から少し東に行くと、「村田清風」の碑があります。
村田清風は、幕末の長州藩で活躍した人です。
村田清風の碑の横にある階段を上っていくと、「大江広元」と「島津忠久」のお墓があります。
大江広元は毛利家の祖といわれる人で、島津忠久は薩摩の島津家の祖といわれる人です。
若宮大路を通って国道134号線に出る
源頼朝の墓参りをした後は、鶴岡八幡宮に戻ってきました。
そして、次の目的地を「江の島」にしました。
江の島へは、若宮大路を通って国道134号を目指して行くのですが、当日は平日だったのに観光客が多くて自転車も進みにくく大変でした。
途中で鎌倉駅前に寄りましたが、利用する人が多い駅の割には小さな駅です。
「鎌倉大仏」と「長谷寺」に寄ろうとも思いましたが、時間がかかるので却下しました。
鶴岡八幡宮から国道134号線までは、自転車なら数分で到着しますが、途中の供養塔とか歴史の解説板とか見てたら、30分以上経ってました。
鎌倉は海もあるので、7月・8月はもっと人が増えます。
一の鳥居(一番海側の鳥居)まで来れば、歩いている人は少なくなりますが、夏は海まで人で混雑します。
国道134号線を通って江の島へ
国道134号線に出た後は、海と並行して海岸線をひたすら進むだけです。
由比ガ浜では、サーフィンをしている人や犬の散歩をしている人を見かけました。
若い観光客もたくさんいて、海をバックにスマホで写真を撮ってました。
しばらく進むと、海の向こうに江ノ島が見えてきます。
稲村ヶ崎は「かながわの景勝50選」にも選ばれた景勝の地です。最近観た映画「江の島プリズム」のロケ地でもあります。
晴れていれば富士山も見えますが、この時期はほとんど見れません。
公園内に新田義貞の碑があるので休憩しながら読んでました。
ここから江の島までは、4キロくらいといったところです。
稲村ケ崎公園で少し休んだ後は江の島に向けて進みます。
途中に鎌倉高校があるのですが、その近くの踏切はスラムダンクの聖地とされていて、アジアからの観光客がたくさんいます。
鎌倉高校はスラムダンクに出てくる高校のモデルにもなったとされていますが、偏差値が高いのでそんな簡単にはいけません。
海が近い環境で勉強できる高校生活はうらやましいと感じましたが、この高校に入ると海の近くというロケーションの良さから、勉強に身が入らないこともあるそうです。
江の島には無料の駐輪場がある
江の島にくるのは久しぶりです。
以前来たのは数年前で、「江の島アイランドスパ」の株主優待が送られてきた時に、使わないともったいないから来ました。
自転車で来たのは今回が初めてです。
運動不足もあってメチャクチャ汗かきましたが、悪くない気分です。
江の島には、無料の駐輪スペースがあります。
大型バイクは場所をとるので駐輪が大変ですが、ここの駐輪スペースには大型バイクも停車してました。
クルマで来た人には、1時間310円というのと、2時間620円という駐車場がありました。
夏はこの金額ですが、これが7月・8月になると駐車場の値段が上がります。
江の島の稚児ヶ淵へは結構歩く
江の島を一回りしようと思ったのですが、江ノ島は意外と広いので、今回は「稚児ヶ淵」に行くことにしました。
理由は、ネットで「かながわの景勝50選」に指定されていることを知り、行ってみたくなったからです。
稚児ヶ淵へは階段が多く、運動不足だと地味にきついです。
江の島の頂上まで行く人には、エスカレーターみたいなの(エスカー)もあります。稚児ヶ淵へは歩いた方がいいと思います。
稚児ヶ淵は、江島神社、奥津宮の先にあります。
江の島から見た島内にあるヨットハーバーの眺めです。
向かいは小動岬とか神社のあたりでしょうか。
頼朝と関係ある鳥居です。頼朝が寄進したとか書いてありました。
江の島は、海に囲まれているので、前方が開けていればどこの場所からも海が見えます。
江ノ島の駐輪場から休憩を取りつつ進んだので、20分以上かかってやっと着きました。
稚児ヶ淵近辺には、釣りをしている人がたくさんいて、管理人も釣り道具を持ってくればよかったと思いました。
当日は、潮が引いてる状態だったので、岩場を歩くことができました。
稚児ヶ淵までの途中には、飲食店が立ち並び、海を眺めながらの食事が楽しめる食堂もあります。
ソフトクリームの種類が豊富でした。
大回りすると40分くらいかかりますが、何度も訪れたいと思える場所です。
ちなみに、江島神社は、恋愛運や金運をアップできる「パワースポット」としても有名です。
恋愛運アップのために訪れる外国人もいるそうです。
次回は夕陽を見に来ようと思います。