景勝地として知られる「塚山公園」と「大楠山」に行きました。
京浜急行線の安針塚駅から塚山公園を経て、大楠山を目指すルートはハイキングコースとしても知られています。
塚山公園は、桜の名所として知られており、桜が開花したというニュースを見て行くことにしました。
京浜急行「安針塚駅」~「塚山公園」
京浜急行線の安針塚駅は、利用者数が京浜急行線で下から2番目という小さな駅です。
駅周辺は、閑静な住宅街で、駅前なのに京急ストアが一つあるくらいでしたが、こじんまりして田舎好きの管理人には好みの駅でした。
安針塚駅は各駅電車しか停まりませんが、京浜急行線の本線なので、そこそこの本数(10分おき程度)が走ってます。
周辺には、コンビニすらありませんが、2km先のショッパーズまで行けば、ほとんどの日用品は揃うので、そこまで生活に不便ではなさそうです。
安針塚駅から塚山公園へは、南にある住宅街を抜けて行きます。塚山公園は桜の名所なので、桜の時期はそこそこ歩いている人がいますが、普段は人をあまり見かけません。
写真の分かれ道では、左に行きます。塚山公園への途中の道には、分かれ道がいくつかありますが、大通りを進んでも行けます。
塚山公園に近づくにつれて、坂道が急になります。路は舗装されてましたが、結構な急坂があるので休憩しながら向かいました。
坂道を15分ほど歩き続けた頃でしょうか……塚山公園の入口が見えてきました。
下から見るとお城の櫓みたいです。
塚山公園の桜と眺め
塚山公園は、桜の名所になっているので、4月上旬あたりの桜の開花時期に行くのがおすすめです。
訪れた時は、さくら祭が開催されてました。本数もあるので見事です。
塚山公園内にある一番高い見晴台からは、横須賀港や大楠山を一望できます。
天気の良い冬場などは、公園内の「港の見える丘」からベイブリッジやみなとみらいが見えます。
塚山公園は、「かながわの景勝50選」にも選ばれている優れた景勝地です。横須賀市では、5か所が神奈川の景勝50選に選ばれています。
三浦按針の墓です。実際は宝篋印塔なので墓ではありません。
「三浦按針は、本名ウイリアム・アダムスという英国人で、オランダ東インド会社が東洋に派遣した艦隊の水先案内人でした。艦隊は航海中に大嵐にあい、慶長五年(1600年)按針が乗ったデ・リーフデ号だけが九州に漂着しました。
按針は砲術や航海・天文学に優れていたため、徳川家康の信任を得て幕府の外交顧問となり、江戸日本橋に屋敷、慶長十年(1605年)には三浦郡逸見村に二百五十石を与えられました。また、按針は造船の知識もあり、伊豆伊東で西洋帆船を建造しました。
安針は元和六年(1620年)、平戸で亡くなりましたが、安針とその妻を弔うため、遺言により知行地の逸見村に供養塔が建てられました。二基の宝筺印塔は、凝灰岩製の右塔が安針、安山岩製の左塔が妻・ゆきのものです。
平成二十年三月十五日 横須賀市教育委員会」
三浦按針夫妻のお墓……というより供養塔ですね。
塚山公園~大楠山まで
塚山公園の次は、ハイキングコースを通って三浦半島一高いと言われる「大楠山」を目指します。
ちなみに、大楠山へ向かうハイキングコースは他にもいくつかあります。この辺りのコースは、日帰りで出来るハイキングとして人気です。
今回のハイキングコースは、一般道路を通って行きます。写真の場所は、横須賀インター入口です。
一般道を20分以上歩くとハイカーしか通らないような道に出ます。車もほとんど通らない道です。
途中からは、ゴルフ場の横の道を進んでいきます。ここまでくれば大楠山山頂はあと少しですが、階段も多いので踏ん張りどころです。
山頂までは、階段の数が200以上になるので、途中に休憩をはさみつつ昇っていきます。階段を昇り切った先が大楠山山頂です。
ここの階段はきつかったです。
大楠山山頂到達
大楠山山頂には、売店と360度見渡せる展望台があります。山頂には、高齢のハイカーがたくさんいました。
日帰りでハイキングできるというお手軽さから、女性のハイカーも多いです。
大楠山は、関東百名山、横須賀風物百選、かながわの景勝50選に選ばれている眺めのいい場所です。
展望台から見た「横浜・逗子方面」です。この日は、暖かかったせいで、空が曇ってたのが残念でした。ゴルフ場が自然を破壊してます。
三浦半島の南側は、海まで見渡せます。冬の晴れた日に再び訪れたい場所です。司馬遼太郎も低山ながら絶景と言ったそうです。
大楠山山頂からは、天気が良ければ富士山が見えます。空気が乾燥している冬場でないと、富士山を見るのは難しいようです。
冬の日に上った際に大楠山から見えた富士山です。
大楠山へのハイキングコース
大楠山のハイキングコースで、管理人が実際に歩いたことがあるのは以下のコースです。
・塚山公園・阿部倉から行くコース
・逗子駅からバスに乗って「前田橋」から行くコース
・衣笠城址・衣笠公園から行くコース
・湘南国際村から行くコース(個人的におすすめ)
今後は神奈川の魅力あるスポットも紹介していきます。