浦賀の叶神社に行ったので、出たついでに久里浜にある「くりはま花の国」に行ってきました。
くりはま花の国では、4月6日から6月2日まで「ポピーまつり」が開催されています。
浦賀城があったといわれる明神山
くりはま花の国
「くりはま花の国」は、神奈川県横須賀市にある緑地公園です。
アメリカから返還された後、横須賀市が整備して観光スポットとして公開しました。
施設内にはレストランや遊具広場があるので大人も子供も楽しめます。
しかも、入園料が無料(有料施設あり)でした。
くりはま花の国は、緑豊かな自然とのふれあいを満喫できる、花をテーマにした公園です。 春はポピー、秋はコスモスが咲き乱れ、シーズンには市内だけでなく、市外からも多くの人が訪れます。
園内のハーブ園では、 5月~7月に見ごろを迎えるラベンダーをはじめ、すがすがしい香りを胸いっぱいに吸い込んでハーブの魅力を満喫できます。
散策に疲れたら、ハーブを眺めながら入れる足湯「湯足里(ゆったり)」(無料)があります。 足湯のお湯には季節に合わせたハーブがブレンドされています。
ゴジラの滑り台のある冒険ランドや、ハーブ園の遊具広場等、子供の遊び場もいっぱいあります。
くりはま花の国には、花以外にも「フラワートレイン」「冒険ランド」「エアーライフル場」「アーチェリー場」「パークゴルフ場」「ボルダリング」といった施設があります。
海が一望できるレストランや無料の足湯といった施設もあるので、1日家族で楽しめます。
くりはま花の国案内図
園内を一通り見るだけなら半日でも回れます。
第2駐車場からハーブ園まで
久里浜駅側の第1駐車場が満車だったので、奥にある第2駐車場から入りました。
第2駐車場から行った場合のくりはま花の国の入口です。
通路横にはたくさんの花が植えてあるので、歩いて回るだけで癒されます。園内は自然があふれてますが、手入れする人がいるから楽しめるんですよね。
ノースポールは園内のいたる所で見れます。よく見る花のように見えて、初めて名前を知ったものもあります。
園内を走る「フラワートレイン」に乗ることができます。料金は大人(中学生以上)300円、小人(3歳~小学生)100円です。
フラワートレインは、第1駐車場から第2駐車場までを行き来してます。一緒に行った人は、行きだけ自分の足で歩いて、帰りはこれに乗って戻ってました。
園内は坂道が多く、階段もたくさんありますが、丘陵地なので眺めがよいです。
ハーブ園に続く通路はペットの入園が禁止でした。
ハーブ園には、ロング滑り台、遊具広場があります。休憩できる場所もあるので、弁当を持ってくれば食事もできます。
左がディル、右がフェンネル
サラダバーネット、サルビアネモローサ
他にもたくさんのハーブが見れます。
ハーブ園内には、無料の「足湯」もあります。
この日の足湯は、ラベンダーの足湯でした。ハーブ足湯は、日によってハーブが変わるようです。他にはレモングラス、ローリエ、ローズマリー、ゲットウ等の日があります。
ハーブ足湯は、精神的な疲労を緩和するアロマテラピー効果が期待できるそうです。
効能としては、血行促進、冷え性、関節の痛み、肌荒れに期待できます。
ハーブによっては、気管支のトラブル、風邪の初期症状、鼻づまりに効くことがあります。
ハーブ園の利用時間は、4月~10月が9:00~17:30、11月~3月が9:00~17:00です。
足湯の利用時間は、4月~10月が10:00~17:00、11月~3月が10:00~16:00です。
県木の広場
緑のトンネルです。
「県木の広場」では、都道府県の木が植えてあります。
「県木の広場案内図」
広場内では、いろいろな都道府県の木が見れますが、ここでは一部の県木を紹介します。
山口県の「アカマツ」は、クロマツに比べて葉は柔らかいそうです。山口県には「神風五竜松」という名木があるとか。
愛媛県の県木である「まつ」です。愛媛には、与力松、ヨロイガケ松、根上り松といった名木や巨木が多くあるそうです。
沖縄県の県木「りゅうきゅうまつ」は、沖縄県に広く分布している松です。
徳島県の県木は、「やまもも」です。やまももは、ジャムや果実酒としても人気です。
北海道の県木である「エゾマツ」、エゾマツは、北海道各地で見られ、パルプ資源として利用されています。
宮崎県の県木は、南国らしく「フェニックス」です。宮崎県の日南海岸等に植えられています。
千葉県の県木「イヌマキ」。イヌマキは、九十九里海岸で見ることができる木です。庭木としても植えられます。
香川県の県木「オリーブ」 オリーブの木は、乾燥した気候を好むため、日本では小豆島だけが適地とされているそうです。
石川県の県木「アテ」。輪島塗りは、能登地方のアテを素材としているようです。
広島県は「モミジ」が県木です。広島は、宮島、帝釈峡、三段峡がモミジの名所として知られています。
滋賀県の県木もモミジです。琵琶湖周辺にはモミジの名所があります。
青森は「リンゴの木」です。青森は、日本1位のリンゴの生産地として知られています。
山梨県の県木「カエデ」です。
新潟県は「ユキツバキ」です。ユキツバキは北国に生育していて、新潟県で初めて発見されたとのことです。
山形県の県木「さくらんぼ」の木です。さくらんぼの木は、涼しく、乾燥した気候を好むそうです。
長崎県の県木は「ヒノキ」と「ツバキ」です。
雲仙国立公園のヒノキや五島列島のツバキは全国的に知られています。
静岡県の県木「モクセイ」です。三島大社にあるモクセイは、高さ15メートルを誇ります。
神奈川県、東京都、大阪の県木は「イチョウ」です。神奈川県にある山下公園前のイチョウ並木や鶴岡八幡宮の大イチョウは有名です。
梅林で有名な偕楽園がある茨城県は「梅の木」が県木です。
兵庫県、鹿児島県、佐賀県、熊本県の県木は、「クスノキ」です。
福岡県の県木「つつじ」です。
鹿児島、指宿、種子島に分布している「カイコウズ」は、鹿児島県の県木に指定されています。
栃木県の県木「トチノキ」です。トチノキは、しけの多い谷間に生育し、楽器や家具に利用されています。
椿ロード・冒険ランド
県木の広場を出て、「コスモス・ポピー園」に向かう途中には「ツバキロード」があります。
訪れた時期は、開花時期ではなかったので、花を見ることはできませんでした。
「白玉」「淡八朔」「呼小鳥」「蝦夷錦」「春曙光」「緋縮緬」「蜀紅錦」などの木がありました。
くりはま花の国は、たくさんのツバキが見れる名所になっています。
途中の道沿いにある花壇です。
途中の道はこんな感じです。坂は多いですが緩やかなので子供でも回れます。
あじさいの開花はこれからですが、途中の道で一輪咲いてました。
冒険ランドでは、ボルダリングが500円で体験できます。
ゴジラの滑り台や、ローラー滑り台がある遊具広場もあります。
ローラー滑り台は長さが45mあります。遠足の小学生がたくさん来てました。
ゴジラは滑り台になっていて背中から出てこれます。
園内は、毛虫や蜂といった虫も多いです。管理人は子供の頃に毛虫が原因で皮膚科に通っており、今でも毛虫は最も苦手な生き物です。
コスモス・ポピー園
くりはま花の国の目玉は、何といっても「コスモス・ポピー園」です。
訪れた日は、ポピーまつりの開催期間中だったのですが、期間中は「アイスランドポピー」「ネモフィラ」「カリフォルニアポピー」「シャレーポピー」「アグロステンマ」「ヤグルマギク」が見れます。
くりはま花の国は、ハーブ園を除いて愛犬と一緒にまわることができます。
山の上から見たコスモス・ポピー園です。
青い花はネモフィラです。
一面に植えられたポピーは感動でした。ポピーまつりの開催期間中は、様々なイベントも実施されています。
シャレーポピー、アグロステンマも可愛いらしいです。
平日だったので結構空いてました。
第1駐車場から見たコスモス・ポピー園入口です。コスモスやポピーを見るだけなら、この入口からが早いです。
久里浜緑地展望台
スマホを見ながら園内を回ってたら、山の上に展望台が設置されてるとあり行ってみました。
展望台は山の上にあるので、階段を多く上ることになります。
展望台は階段が多いので人気はなさそうです。
自然がたくさんです。子供にとっては多くの自然に触れ合うことができる場所です。
くりはま花の国の展望台です。
展望台に上って周囲を見ましたが、眺めは微妙でした。何より木が邪魔です。
展望台に人がいない理由が分かった気がします。
アクセスデータ
所在地 神奈川県横須賀市神明町1
交通 京浜急行線「京急久里浜駅」・JR横須賀線「久里浜駅」から徒歩15分
東叶神社の帰りに寄ったので、第2駐車場から行きました。
くりはま花の国の駐車場
くりはま花の国には、駐車場が北側の「第1駐車場」と、東側の「第2駐車場」とがあります。
駐車場の料金は、第1駐車場も第2駐車場も1日620円でした。
管理人は、第2駐車場に車を停めて「ハーブ園」からまわりました。
第1駐車場
台数:普通180台(大型はレストランうおくに前に駐車可能)
時間:8:00~17:00 (ポピー・コスモスまつり期間8:00~18:00)
第2駐車場
台数:普通257台
時間:5:30~20:30
バイクや自転車で来ている人もいました。駐輪場は無料で利用できました。
くりはま花の国の感想
・くりはま花の国は、自然があふれており、子供連れにおすすめ。
・冒険ランドや滑り台もあるので、子供も楽しめます。
・入園料が無料なので、駐車場代620円の手ごろな料金で遊べます。
・特におすすめなのは「コスモス・ポピー園」です。
・毛虫や蜂も多いので、虫に刺されないように注意が必要です。