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フリーランスの年金は会社員の3分の1⁉フリーランスの期間が長いほど老後対策が必要!

投稿日:2018年4月4日 更新日:

人生100年時代の著者によると、「2007年に生まれた子供の50%が107歳まで長生きする」そうです。

これが本当になるかどうかは現時点では分かりませんが、毎年のように平均余命(ある年齢からどれだけ生きるか)が伸びているのは事実です。

きんげ
今は65歳からを高齢者と呼んで年金を支給していますが、人生100年時代では65歳なんて働き盛りになりそうですね。

このまま人の寿命が延びていけば、フリーランス(自営業等独立した人)の人の老後破産リスクは益々上昇していくのではないかと思います。

フリーランスは年金が少ないから老後が大変

高齢者と呼ばれる人々の老後生活の主な収入源は、公的年金といわれ、厚生労働白書によると半数以上が公的年金に頼って生活しています。

公的年金には、主に国民年金厚生年金とがあります。

 

フリーランスの人や学生、専業主婦が対象となるのが国民年金で、会社員や公務員の人が対象となるのが厚生年金です。

ちなみに厚生年金に加入している人は、国民年金にも加入しています。

国民年金と厚生年金とでは全く関係ない別の種類の年金と思っている人がいて、実際に年金を受給している人でもそう思っている人がいますが、実は会社員や公務員の人も国民年金の被保険者です。

つまり、会社員である期間は、国民年金と厚生年金が受け取れる(年金に反映される)ということです。

 

国民年金はみんなが対象ですが、厚生年金は労働者が対象になります。

フリーランスは、会社に勤める労働者ではないので、厚生年金はありません。

フリーランスの人が、老後のリスクが高いといわれているのは、将来受け取れる年金が少ないからです。

フリーランスの人と会社員の人とを比べると、フリーランスの期間が長いほど会社員の人の年金とに差が生じます。

 

今から40年、フリーランスの人と会社員(400万)の人が働いたとしたら、将来年金にどれくらい差がつくでしょう。

ざっくりと計算してもフリーランスの人は年金が78万円、会社員の人は170万円くらいです。

会社員の人がもっと年収が多ければ、差はもっと広がります。

きんげ
78万円といえば、1か月6万5千円ですから、フリーランスの人が老後を懸念するのは当然です。

 

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自由と引き換えの老後破産リスク

フリーランスといえば、会社に属さずに自分の能力だけで収入を稼ぐので、優秀な人でないとできません。

中には、リストラされたり、仕事がなかったためにフリーランスとなった人もいますが、会社に属さずに収入を稼いでいるというのはすごいことです。

また、フリーランスのいいところは、自分の腕一本で収入を稼ぐことができ、会社に縛られることがなく自由という点です。

きんげ
管理人の知り合いの士業や作家さんも生き生きと仕事をしています。

 

問題は、フリーランスの人の老後への問題意識の低さです。

フリーランスの人が受け取れる年金は、会社員より少ないという話をしましたが、年金が少ないフリーランスの人は、働ける限り働くか、かなりの老後資金を用意しないと老後生活が破産しかねません。

きんげ
フリーランスと会社員とでは、社会保険制度に差があります。

フリーランスの人が対象となる国民健康保険は、傷病手当金がないので何があっても働かないといけません。

フリーランスの人は、会社員よりも老後破産のリスクがぐっと高いのです。

 

日本がある限り年金制度はなくならない

よく年金は将来受け取れるか分からないという意見がありますが、日本政府がある限り年金制度はなくならないでしょう。

 

年金制度、介護制度、医療制度は社会保険制度として維持されるのが原則です。

最近、高齢者の定義を見直して支給開始年齢を引き上げようかといった議論があるように、年金額の減額や支給開始年齢の引き上げが今後起きる可能性は高いです。

社会保障制度の基本的な考えには、給付と負担のバランスを見ながら「持続可能な社会保障」を実現していくという考えがあります。

 

このままだと被保険者の負担が増加していく可能性があります

年金制度では、将来も維持していくために給付と負担のバランスを重視しているからです。

 

年金が不足する部分をカバーするため、「不動産賃貸経営」や「株式・投資信託」を始める人もいます。

証券会社のセミナーや不動産投資のセミナーは、かなりの盛況です。

 

なんとかなると思ってる人は生活保護に頼る可能性が高い

生活保護を受給している世帯の多くが老後世帯です。

特にフリーランスの人は、何とかなると思って何もしなければ、生活保護のお世話になる可能性が高くなります。

 

毎月20万円必要な人であれば、老後はいくら必要でしょうか。

毎月20万じゃあ、何もできない

 

単純に70歳まで働けたとしても、年金が月6万5千円なら不足額は、6万5千円-20万円=13万5千円です。

100年時代が到来したとして、70歳から100歳までの30年ですから、13万5千円×30年×12か月=4,860万円が必要となります。

 

いかにフリーランスの人が健康寿命を延ばさなければならないかが分かりますね。

きんげ
健康寿命とは、誰かに頼ることなく健康でいつまでいられるかをいいます。

 

生活水準を下げるのには限界がある

中には、生活水準を下げればいいのではないかという人がいます。

しかし、生活水準を下げるのにも限界があります。

毎食カップラーメンでは健康に悪いですし、食品も輸入に頼ることが多くなっているので外国の物価上昇が食費に影響する可能性もあります。

 

できることはド田舎に引っ越すことです。

都市部は、家賃が高いですし、固定資産税は不動産の価値が高いほどかかります。

ド田舎であれば、ただみたいな家賃の場所もあります。

生活は不便になりますが、実際にド田舎へ移住した人は多いです。

移住した人の話だと、田舎は田舎でガソリン代がかかるんだって

田舎には田舎なりの苦労があるようで、なかなか難しいようです。

 

売り上げを伸ばして法人化を目指すという方法も

働き続けるといっても限界があるかもしれませんが、働き続けるしかないのがフリーランスです。

雑誌やテレビでファイナンシャルプランナー(FP)がフリーランスこそライフプランが必要といっているのをよく見ます。

確かにフリーランスの人は、年金が会社員より少ないので早めの対策が必要ですが、フリーランスの人に大事なのは売り上げをとにかく早く上げることです。

 

売り上げを上げて法人化を目指すのもいいと思います。

そうすることで厚生年金や健康保険の被保険者になれます。

自分の作った会社なら引退も自分で決めることができるので、少しくらいの年金の遅れは取り返せます。

 

社会保険が適用されると、所得の2割近くが社会保険料でもっていかれますので、フリーランスでも売上の2割を社会保険料に見立てて、社会保険料を支払う代わりに老後資金として積み立てていくのも老後対策になります。

せっかく好きでフリーランスの道に進んだのですから、楽しみながら立てられる対策を考えてみましょう。

場合によっては、公的年金以外の手段を使って上乗せする方法も自分の会社なら可能です。



フリーランスは老後リスクが高いのまとめ

  • フリーランスは老後のリスクが高い
  • 年金制度は日本がある限りなくならない
  • フリーランスは、健康寿命が大事
  • 何とかなると思ってるフリーランスの人の老後は、何とかならないで生活保護一直線
  • 法人化して自分の会社を作るのも考えよう
  • 不労所得を作るという心がけが大事

一番重要なのは、楽しみながらしっかりと稼ぐことです。

ポジティブな人の方が健康寿命が長いというデータもあります。

まずは、売上を上げることです。

 

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